遂に柄本つくし登場!
つくしが遂にピッチに。灰原との交代での出場!実に
18巻?19巻ぶりに試合に出ます。
役割はもちろん、ゲーゲンプレスのセカンドボール、
相手のこぼれ球を拾いまくること。つくしの真骨頂です。
それにしても出てくるタイミングが絶妙。渾身の突破でも
風間が加藤を抜けず心が折れかけたところでニコニコ
しながら登場ですもん。
久々に主人公しててカッコイイです、つくし。
梁山戦前は、つくしの方が心が折れかけていたのに、
誰よりも縦横無尽に動き回り、プレー(と変なタイミングの
掛け声)でチームを鼓舞します。
やっぱり決めたのは・・
そしてさらに、君下から大柴へのフィード。途中から入った
梁山CBに防がれたかと思いきや、
セカンドボールをつくしがドンピシャなポジショニングでキープ。
風間を囮にして、あの男へ。
「この大事な場面を 任せられるのは あんたしかいない」
自分は脇役でいいという、風間の心の声を受けて
「この状況を作り出すのに 60分の時間と犠牲が必要で
俺に分かるのは仲間たちが俺に託してくれていること
すべてはこの一撃のために」水樹の、ゴール右隅に
刺さる最高のシュートで遂に、1-3。
やっぱりキャプテン最高にカッコイイですね(笑)
ここでずっと飄々としていた加藤が、決められたという
悔しさからか感情を表に出して空に向かって吠え、
ゴールが入ったことを実感し水樹が下を向きながら
咆哮するシーンが燃えます。
3→2→1
3-0は危険なスコアと、過去にACミランさんが、
CL決勝の舞台で僕達に教えてくれたように、
会場は一気に逆転の期待するムードに
その場面で解説要員の方も言及していますが、
あの空気感って独特でそこにいないと
わかりづらいんですよね。ざわざわ感というか、
自分も一度だけ、観戦中に経験があります。
ところが、その雰囲気を、3回くらい大きなケガを
乗り越えて、長いプロ経験を活かしたスタイルを
確立してそうな加藤が止めます。
プレーを切ったあとに、梁山応援団のところにいって
「声ぇ!聞こえない!」「もっと!「もっと!」と
大声で煽り立て、見事に梁山応援団復活。
流れの変え方を熟知している加藤だけがなせる業でした。
いやお前のような18才がいるか。
流れが変わり、マルコの回想も入って梁山盤石かと
思いきや、マルコの大活躍フラグを臼井でも猪原でも
なく、1年・新渡戸が粉砕。
逆にあまり目立ってなかった監督の回想をお見舞いします。
ここの回想がとても良くて、あまり目立たない監督って
そのまま目立たないままキャプテンとか主人公の影響力に
埋もれたりしますが、ここは少し違いました。
中澤監督は、素人で全然指導力もないところに、まさかの
監督抜擢から始まり、何もしなくても勝ってくれた時代を
経て、自分の手腕が試される世代で見事に低迷。
自分の無能さを呪い始めます。そんな流れが、今試合に
出てる世代へと回想は続いていきます。
そんな監督の回想がピッチ上でのプレーとリンクし始めます。
本格的に教え始めた3年の臼井・国母からプレーは
始まり、水樹にもつなぐも防がれ、次に
2年の君下・大柴、鈴木・佐藤がつなぐもシュートに結びつかず、
最後は3年→2年→1年と全員で繋いでつくし・風間・新渡戸が
つないで、最後にあげたところを水樹がズドン。全員で決めるって
いうベタな流れかもしれませんが、「たとえ微力でも 俺が一から
作ったチームだ 俺の聖蹟サッカー部だ」という中澤監督の
心の中の咆哮と、小さなガッツポーズは感動しました。
これにより2-3
点差は遂に1点です。
まとめ
前にシリーズ感想にも書きましたが、この漫画は
本当主人公が多いです。
この巻では水樹と監督でしょうか。つくしもやっと
選手としての見せ場が出てきました。
風間もそうですが、つくしはまだまだ物足りない
感じがします。
次巻の予告では、森崎くんみたいなことを言って
いますが、かなりラストプレーい関わりそうな雰囲気です。
逆転までいくのか、それとも延長戦→PKと文中で
あげた実際の試合のような展開になるのか。
現時点では読めないですが、おそらく次巻か27巻で
試合は終わりそうなので、
楽しみにしておきます。
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