[おすすめ漫画] 土竜の唄好きなら間違いない!ぶっ飛び中国歴史漫画「高橋のぼる / 劉邦 1巻」あらすじと感想

実写映画化もされた「土竜の唄」

で、お馴染みの高橋のぼる先生が、

まさかの中国歴史モノの新連載!

さらに言えば題材は、かの有名な「項羽と劉邦」

どんな話になるのか興味津々な1作です。

 登場人物とあらすじ

劉季・・・この作品の主人公。お調子者でスケベ。

地元・沛から労役のため、咸陽に

来ているが、不真面目な問題児。もちろん後の劉邦。

盧綰・・・劉季と生まれた村も生年月日も全く一緒、

だが弟分。劉季の悪戯に積極的に

参加もしていくチンピラ仲間だが、以降も頼れる

相棒となる。

蕭何・・・劉季達と同じ村の出だが、彼らと違い

位の高い役人。

登場2コマ目「この世で、

一番頭がいい(自称)」とかカマしてくる

ある意味一番の問題児。1巻から劉季に

振り回されたりとんでもない目に遭う

かわいそうな人物だが、彼も後の劉邦が

信頼を置く重要人物。

贏政(始皇帝)・・・どこかの作品の

リアクション大臣昌文君が見たら、

即気絶しそうな風貌だが政その人である。

やはり項羽劉邦作品だとどうしても、

悪政・腐敗の象徴としてこうなってしまう

悲しい人物。

あらすじ

時は紀元前、中国全土を統一した秦の始皇帝統治下の都で一人の男が労役で

働いていた。

男の名前は劉季(後の劉邦)

ある日、男は秦兵に捕まり、中華の極刑、炮烙(ほうらく)の刑に処せられる

事になる。男の運命、そして中華の歴史はその時を境に大きく変わり始めた!!

簡単にいえば、

キングダムの直後の時代ですね

(キングダムがどこまで描くかは分かりませんが)。

 

 

 まるで菊川玲二?

劉邦といえば、横山光輝の漫画版や、司馬遼太郎の

「項羽と劉邦」などが有名ですが、

そのいずれともまた違った人物となっています。

というか菊川玲二です。

少しクレイジーパピヨンが混ざっている気がしますが、

キレイな子にデレデレするところや

不真面目だけど要所で正義感を見せたり、

巻き込まれて力を発揮したりと、今のところ

とても似た展開です。

特に、簫何を助けるために自分が「炮烙の刑」

という、下が火炎地獄の丸太の上を渡る刑に

処せられるシーンが出てきますが、そこの展開が、

絶体絶命の時の玲二のパターンに

よく似ています。

この男がここからどうやって大人物になっていくのか、

玲二状態から脱皮していくのか、

非常に楽しみな劉邦の描き方でした。

 

 

 全体の感想

高橋のぼる版の劉邦、面白いですね。人物像も

分かりやすくていいですが、

展開が、単純に笑える炮烙の刑の生還シーンも

あれば、かっこよくキメる簫何の

洗浄シーン(?)もあり。いわゆる笑いあり

感動あり、の内容でした。

あとは人物紹介でも少し触れた、簫何の

セリフですが、彼が喋る時は毎回、

「私は簫何」という言葉から始まって

日記帳式になるのですが、

これが段々、

「簫何です。いきなりゾウに蹴られたら、

ピタゴラ式に肥溜めに落ちて、

糞尿まみれになったとです。

簫何です・・。」

みたいに誰かのネタのように見えてきて、

じわじわ面白かったです。

次巻も簫何日記と劉邦の活躍に期待したいです。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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