[ネタバレあり] 最終工程へ「ライジングサン 14巻」あらすじと感想

 いがみ合いながらも・・

幼いころの、父親が死んだ経緯の

トラウマを思い出し、自分に

絶望して自衛官になることも

諦めようとする甲斐。

以前であれば放っておいたかも

しれない来島は、それを許さず

甲斐を助けるために本気で

ぶつかります。

来島の言葉で立ち直った甲斐は、

一緒に脱出を試みます。

来島に限界が近づいたところで、

今度は甲斐が

 

「次は俺が支える番だ」

 

と、助け合いながら進みます。

と、ここでようやく班長達が到着し、

2人とも無事生還。

 

 

 遂に行軍終了

班長たちの回想が入り、彼らが

事前に甲斐の過去を、家族から

聞いていたことがわかります。

父の葬儀の日には、甲斐は父の

死に関しての記憶を閉ざして

しまっていました。

 

なんとか自分の過去への絶望と、

命の危機を乗り越えた甲斐と、

自候生達は森を抜け、

25k行軍を終了。しかし、

そのまますぐに戦闘訓練へ

移行します。

教えることは全て教えたとの

班長の言葉を受けて遂に

最終工程がスタートします。

 

 

 感想

来島と甲斐のやり取りがとても

良かったですね。

変に綺麗事を繰り返さずに、

俺を置いていけという甲斐に対して

 

「お前を助けられなかったら、

俺がその過去を背負って

いかないといけない」

 

と、あくまで自分の言葉で語り、

 

「どっちにしても背負って

いかないといけないのなら、

今できる精一杯をやるしか

ないだと」

 

と、押し付けず、見放さずな物言いが

来島らしくもあり、説得力がありました。

 

最終局面に来て、崖下から助かった

とはいえ、まだ今後を決めきれれて

いない甲斐がどう決断するかは、

これからの戦闘訓練で決まりそうです。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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