「愚連街」は、小学館のアプリ「マンガワン」で連載中の、手石ロウ先生の作品です。
手石ロウ先生は、過去に「宇宙兄弟」の小山宙哉先生のアシスタントを
されていた方で、今作が初コミック化作品のようですね。
登場人物とあらすじ
登場人物
天道マハル・・・今作の主人公。ある人物の誘いによって愚連街に降り立つ。
単純で素直、人懐っこい性格だが、腕っ節は本物。女子力は高い。
5年前に起きた、虎による虐殺事件「シナトラ事件」に関わっていると思われる。
虎坂シーマ・・・正式な構成員ではないが、理由あって墓村組として動いている。
単純な戦闘力が高く、残虐性も持ち合わせている。部屋は汚い。
墓村・・・愚連街を仕切る五頭会の墓村組組長。シーマ以上の残虐性を持ち、
愚連街での違法営業者などには容赦ない。雑学本を愛読している
あらすじ
「東京でいま一番アブない街を知ってる?」 愚連街――
港湾都市という風土柄、昔から流れ者や外国人が多く集まり不良、チンピラ、半グレ、ヤクザ、マフィア…そういったタチの悪い連中が吹き溜まる、外から見ると近寄りがたく、まるで一つの巨大な愚連隊のような不気味な街!
その闇深く地獄のようなワルの聖地に、一人の田舎ヤンキーが降り立った!
暴力都市と化した東京郊外
舞台は、20XX年ということで、近い将来の東京郊外の街。外人やチンピラ、ヤクザが
流れ着き、警察も犯罪行為を見てみぬふりをする無法地帯です。
国から街にカジノを設立する計画が持ち上がり、その利権を巡ってさらに乱れた、
通称「愚連街」での、主人公マハルの日々が描かれます。
特徴の1つは、暴力描写です。1話からいきなり、相手への脅しの際に行う行為は
エグいです。グロ耐性が全くない人には厳しいかもしれません。
その分、タイマンシーン、戦うシーンは、不良漫画よりも格段に迫力があります。
2つ目は、主人公の独特な過去です。といってもまだ明かされているわけではない
ですが、かなり野性的な人生を過ごしてきたようで、今後少しずつ明かされて
きそうです。
感想
基本的な流れは、他所から来た主人公が、独特の感性やその力で、舞台の状況を変えていく、
王道的ヤンキー漫画のものです。
しかし、すでに述べたように戦うシーンは、かなり踏み込んだ表現をしているので、退屈は
しないかと思います(笑)。
愚連街の異質性を表現するために、日常起きていることの描写をするシーンがあるのですが、
もうメキシコの麻薬戦争レベルかそれ以上、鬼畜島にでも来てるかのような世界観で
正直ビックリしました。
登場人物も少なく、主人公マハルもまだ動き出していないので、今後の展開は分かりませ
んが、別箇所の作品情報には「野性ヤンキーVSサイコパス集団!」とあるので、
かなり派手な展開になっていくことは間違いないはずです。
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