[おすすめ紹介]料理好きなサラリーマンが、異世界でたくましく生きていく「原:江口連 画:赤岸K/とんでもスキルで異世界放浪メシ」あらすじと感想

とんでもスキルで異世界放浪メシは、コミックガルドにて連載の作品で、元は

「小説家になろう」サイトにて連載のライトノベルです。原作の方はすでに

17年8月時点で10万部を売り上げているヒット作です。

 あらすじと登場人物

あらすじ

『勇者召喚』に巻き込まれ、異世界に転移してしまったサラリーマン・向田剛志。異世界の王様の話に胡散臭さを感じた向田は、早々に国外脱出を決意し一人旅に出ることに。旅で頼れるのは、召喚時に唯一得られたスキル【ネットスーパー】。それは、異世界にいながら現代日本のスーパーの商品を取り寄せられるという便利スキルだった! しかし、隣国への旅の途中、護衛に振舞った「猪肉の生姜焼き」の良い匂いが、とんでもないヤツを引き寄せてしまい――!?
”とんでもスキル”を駆使し魔物の肉を美味しく調理する男と、食いしん坊なフェンリルの旅が、ここに始まる!

登場人物

ムコーダ・・・勇者召喚の儀式で、勇者に選ばれそうな高校生たちの近くにいたせいで

巻き込まれて異世界に飛ばされてしまった、普通のサラリーマン。

元々そこそこ料理は好きだが、料理人をしていたわけでも、どこかの

漫画のライオスみたいに、モンスター飯に異常な執着があるわけでも

ない。

フェル・・・伝説の魔獣フェンリル。1000年以上生きているが、ほとんどその姿を見た

ものはなく、幻とも言われている。が、

市販の生姜焼きのタレのニオイに釣られて出てきた。

 随所に見られる独自性

まずこの作品、タイトルだけ聞くと、グルメ漫画かな?という風に感じるかと思いますが、

少し違います。

基本的には、冒険ものなのですが、主人公は戦闘力ほぼゼロです。

何故なら、異世界から勇者として召喚されるのは3人の予定が、

近くにいたムコーダが巻き込まれて来てしまったため、

勇者スキルはその3人にのみ、付与されたからです。

その代わりに他の漫画にない、謎のスキル

「ネットスーパー」なるスキルが付いています。

これは、金を入れればネットスーパーの商品を

購入してすぐ届くという、ドラえもんで見たような

チートスキルです。

つまり、異世界にいながらして、元の世界の食材を

いつでもどこでも買えるというもの。

ムコーダは、このスキルを使って、戦闘力ゼロの自分を

ギルドに依頼して護衛して旅をするのですが、

グルメ要素が出てくるのがここです。

↑ここでいう異世界は、元の世界です。

ここで面白いのが、主人公はあくまで一般の、ちょっと料理好きなサラリーマンなので、

特別料理が凄く出来るわけではないということ。

その部分を、ネットスーパーのコンソメスープの素や、焼肉のタレでカバーしていくので、

本当に、ただのサラリーマンが異世界で、ネット通販しながら旅してるような感じです。

 まとめ

大抵の異世界作品には、ゴールや目的があったりしますが、

この作品の場合、目的地などは決めてはあっても、そういった到達点がありません。

主人公・ムコーダも、特に元の世界に戻ってやろうという気もないし、勇者ではないので

自主的にも、強制的にも魔王討伐などの任務は課せられません。

少しずつ、色んな国や街をまわりながら、この世界の様々んルールを学んでいくところも

面白いですし、冒頭の登場人物にも書いた、フェンリルとの出会いとその後の経緯、

やり取りも、笑ってしまうものや微笑ましいものばかりです。

主人公目線で、RPG的異世界をゆっくり堪能したい人におすすめです。