[おすすめ紹介]箱庭ゲーム好きにはたまらない 異世界版”牧場物語”「原:内藤騎之介、 画:剣康之 / 異世界のんびり農家 1巻」あらすじと感想

異世界のんびり農家は、内藤騎之介先生によって「小説家になろう」サイトで連載中の

小説で、今作はそのコミカライズ版です。

あらすじと登場人物

あらすじ

闘病の末に命を落とした青年・火楽は、神様によって蘇生され、若返って異世界に転移した。第二の人生を楽しむため、授けられた『万能農具』を手に、異世界で掘って伐って耕して…自由気ままな農家生活、ここに開幕!

登場人物

街尾火楽(まちおひらく)・・・今作の主人公。異世界転生ものにはありがちな、不幸な境遇

を持つが、便利なアイテムを授かってるとはいえ、1人で生きていく生活力が凄まじい。

クロとユキ・・・まず人物ではないが、主人公の住処に迷い込んだ、つがいの黒い犬。

正確にはかなり高等な種族のようだが、主人公は特に気にしてない。

 サクサク進む箱庭ファンタジー

スタートの設定は、異世界転生の王道です。現代で幸せな人生を送っていなかった主人公

が異世界で新しい人生をスタートさせるというもの。

しかし違う部分は、「目的」。他の作品ではファンタジーであるため、モンスターとの

戦闘要素や、未知の土地での探検要素が大いに絡んできますが、今作では皆無。

本当にただひたすら農業に建築に技術開発に勤しむ姿が描かれていきます。

タイトルの通り、のんびり農家です。というのも作者自身が、とにかく穏やかなストーリー

の小説が少ないから、という理由で作られた作品なので、ある意味そこが一番のベースと

なっている作品です。

それでも、1つの木の中に作った即席の寝床から、あれよあれよと言う間に発展していき

仲間が自然と集ってきて増えていく様、仲間が増えていくことで発展していく技術や、

文明レベル。無駄な展開ストップもなく、サクサクと進んでいきます。

登場するキャラクターも、モンスターからエルフ族から様々で主人公以外は人間がいない

のも面白いです。多種族で発展させていくところは「転生したらスライムだった件」

に近いですね。転スラからバトル要素を除外した感じでしょうか。

そしてみんな個性的で楽しいです。

特に、意外すぎる才能を発揮する、大蜘蛛のザブトンがカワイイです。

「何年後」みたいな演出なく、

1巻だけでここまで時が経つ作品は、ないのではないか

というくらいの進みっぷりなので、全く退屈はしないと思います。農業が主体に

なってくるので、ゲームの牧場物語をやっているのを見ている感覚にもなります。

縛りが少なく、自由度の非常に高い作品なので、これからもまだまだいくらでも

展開が広がっていく余地があるのも魅力なので、

2巻以降の展開、発展も非常に楽しみですね。

箱庭ゲームも要素も大好きな自分にとっては、満足できる作品です。

同じように箱庭好きも、サクサク好きな人もオススメです。

そして、他の異世界もの(異世界モノに限らないが)では避けられるような

要素もさらっと入っていくのも興味深いところです(笑)