[ネタバレあり] フラグ立てに定評のある王翦軍第一武将「キングダム 51巻」あらすじと感想

 信VS堯雲

信がいよいよ、堯雲と直接バトル。前の巻で

王騎将軍の槍の件で煽られた信が、

予想を超える戦いぶりを見せたため苦戦。

その間に、信以外の飛信隊の劣勢を覆すため、

羌瘣が本気を見せます。

 

いつもの戦い方だと、すぐに呼吸法が

ダメになるので

 

休みの間、味方に守らせて省エネ戦法。

 

これが大戦果となり、結果的に李牧の策は

失敗し、その日の戦いは幕を閉じます。

この場面、日没前に堯雲と羌瘣が対面しますが、

死屍累々すぎて恐ろしいです。

基本的に、大将首は信に集中してましたが、

そろそろ羌瘣も大将取り始めるかも

しれませんね。

 

 

 壁、汚名返上へ

飛信隊がなんとか持ちこたえる一方で、

前巻やらかして顔芸を連発した壁は、

相変わらず絶望気味。

 

これを救ったのは楊端和。現代の

芸能人のように、ほかの山の民の

幹部勢から袋叩きに遭う壁に再び

チャンスを与えます。

山の民に課せられた任務は、犬戎軍の

3兄弟を討ち取ること。壁はその

一角を任せられます。

それに呼応してか、山の民の一般兵から、

予想外に壁を後押しされる場面は

ジーンときます。

 

壁は腹をくくり、奇策など使わずあくまで

基本戦術で挑み、結果、先に仕掛けた敵の

攻撃を見事防ぎます。

 

蒙驁将軍のいない今、変人・脳筋・奇策

だらけの秦軍において、彼のような存在は

本当貴重ですね。

 

再び場面は変わり、今度は亜光軍と馬南慈軍。

一見すると、鉄壁すぎる亜光軍の守りですが、

李牧がそのカラクリを見抜いて、

馬南慈と堯雲を向かわせます。

そしてここで亜光が痛恨の被突破フラグ。

 

側近の虞寧が堯雲に倒され、亜光が2人に

挟まれて、正に絶対絶命というシーンで

終わり。

 

 

 まとめ

 

信と堯雲は決着つかず。どうせならここで

王騎の矛で一蹴して欲しかったですが、

彼にもまだ出番が。

久々の羌瘣無双は爽快で、羌瘣軍は彼女の

戦い方をよく理解してサポートしてるのが

頼もしい限りですね。羌瘣軍は着々と力を

つけてきています。飛信隊新人軍団も

なんとか生き残ってるものが多数。

 

壁は前の巻までが不遇すぎたので、この巻で

少しは取り戻せたかと思います。でもやっぱり

地味な取り戻し方ですが(笑)

山の民はこれから佳境だし、次の巻が一番の

山場になりそうです。

 

そして変化といえば、信が本格的に恨まれる

立場になったということで、こちらも次の巻で

楽嬰との決戦が来そうです。今後は、かつて

倒した将軍の弟子やら部下やらによる攻撃を

秦軍の1人としてではなく、飛信隊の信と

して受ける機会が増えていきそうです。

それだけ大きな存在になりつつあるんですね。

 

最後に、最後のコマ、亜光がピンチすぎて逆に

同士討ち状態になりかねない構図ですが、

ここまでピンチだと逆に助かりそうな気がします。

さすがに今後の重要人物である王翦が幹部2人も

失うのも危ないですし。王翦といえば、この巻は

静かどころか、全く出てこなかったのも不気味。

 

どこかのタイミングでいきなり登場して大逆転

という展開もありえそう。

それまでの各将には死なずに耐えていって

もらいたいです。

 

時は紀元前――。いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は、500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信は、自らの腕で天下に名を成すことを目指す!!

 

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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