[ネタバレあり] ライバル校激突!主人公校いなくても成り立つ魅力ある選手達「安田剛士/DAYS 30巻」あらすじと感想

 

前の巻では、高校生ナンバー1GKである砂山との準々決勝。

なかなか割れない守護神の壁を、君下の覚醒により打破。

聖蹟は見事に準決勝へ駒を進め、

DAYSで初めて、本格的に聖蹟抜きの試合が始まるところでした。

 

 立ち上がりからまさかの・・

青函と桜高の試合、スタートから迫力のある攻防が展開されますが、

桜高のGKがいきなりやらかし!

キャッチしたボールを自分でドリブルを始めて、すぐ奪われまさかの失点!

 

全国大会のベスト8でこんなやらかしあります?(笑)

桜高イレブンは、それぞれ昇天したり爆笑したり、ブチギレたり。

 

いきなり思わぬ形で有利になった青函ですが、過去の聖蹟との対戦の

時には、超攻撃的な戦い方でした。

ところが今回は、まさかの1点リードでドン引きサッカー。

 

これには観客も、豪華敗退校の解説陣も驚き。

 

そして、遂に実現します。

 

犬童VS平

 

十傑同士の直接の1VS1。

両者の持ち味を出しながらの拮抗したバトル。

しかし全力で引いて守ってる青函の守備は破れず。

 

と、ここでまさかの一般客からのブーイング。

手堅い戦い方をしていた頃の、プロクラブの東京や横浜ですら、そこまで

起きていなかったのに、アマチュアの高校生にブーイングって

この世界の観客厳しすぎ!

 

と、ここで回想が入って、何故攻撃サッカー大好き青函が

ドン引きサッカーをしてるのかが語られます。

 

元は監督の指示ですが、実際は平が遂行すると決めたことで

全員が一丸となって、守備サッカーを完遂することにしたようです。

 

ここ、あくまで勝負に勝つために一番現実的だからとだけ、平は口にしますが、

この辺りは後で掘り下げがあるかもしれません。

火村は、監督が父で、この作戦がカウンターで自分が生きるから、と思っているようですが、

作戦を聞いて最初、まるで監督の言うことを聞く気がない他のメンバーの

様子を見ての判断かもしれません。

 

結局この期待に応え、青函は火村の追加点で2-0。まだ前半なのに

桜高はかなり厳しい状況に。

 

 

 犬童かおる

相手が引いている状況での2失点、かなり厳しい状況ですが、

桜高側もポジションをイジってきます。

両サイドが入れ替わり、犬童も中央からサイドに流れることで、起点の

位置をずらした桜高は、いきなりビッグチャンス。

犬童のパスから始まった攻撃が、最終的に中央に詰めていた犬童へ。

5人に囲まれながらの状況にもかかわらず、

 

全員吹き飛ばしゴール。

 

化物ですか。フィジカルで圧倒して決めるのは、平ならイメージ

出来ますが、犬童がここまで強かったら反則ですね。

 

犬童の覚醒により、再び活発化した試合は、1-2で前半が終了。

青函としては、かなり嫌な終わり方、逆に桜高は良い終わり方。

 

更に、後半頭からは、遂に成神が登場。

 

青函が1点リードしてるものの、大きく流れが桜高に傾いた状況で

30巻は終了。

 

 

 まとめ

十傑の中でも、魅力的な二人の学校の対決。

最初は殴り合いのハイスコア決着かと思ってましたが、

ここにきて青函が守備重視なサッカー。意外でした。

 

とはいえ、平と犬童のバトルは期待通りに起きていますし、

最終的にはハイスコアになるんじゃないかと予想しています。

平は、少なくとも前半は守備にと言ってましたし、

成神が入って追いつく展開はあっても、そのまま桜高が

圧勝するというのもないはずだから、より白熱した後半になると

思います。

それにしても、他校の試合に2巻近く使いそうという、なかなか

思い切った展開ですが、それだけ魅力のあるキャラがいるという

ことの現れでしょう。

特に成神と犬童は、聖蹟に大量発生している「主人公属性」を

持ったキャラなので、31巻での活躍は非常に楽しみです。

 

少年たちは全力で、笑い、泣き、走る!! 心をジンジン刺激する! 激熱サッカー漫画!! ――何のとりえもない、特技もない。けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本(つかもと)つくし。孤独なサッカーの天才・風間陣(かざま・じん)。嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!

 

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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