[ネタバレあり]ジャズフェス開幕!各々の目線で見たフェスとピンチを迎えるダイ?「BLUE GIANT SUPREME 第7巻」あらすじと感想

 

 ホルストジャズ・フェス、開幕

NUMBERFIVE初のフェス出演、今回冒頭から開幕。

今回の見どころは、ダイだけじゃなく、あらゆる人から

見た視点が描かれているところです。

 

まずはNUMBERFIVE。初日の開幕は問題なくこなし、

高校生バンドに勇気と勢いを与えました。

今回の彼らのメインはアンコール後のサムとの共演。

前巻ではやや揉めていた二組でしたが、

始まるとサムは全力でNUMBERFIVEをサポートし、

4人は彼の演奏の素晴らしさを体感します。

グループとして初めて、大物とのセッションを味わえた

のは、今回最大の収穫でしょう。

 

次に高校生バンド。フェスが始まる直前まで

曲目やスタイルに悩んでいた彼らですが、

NUMBERFIVEの演奏を聴いて、腹が決まります。

下手なのを自覚した上で、直前のごちゃごちゃとした

技術などの話は忘れてとにかく全力プレー。

これが結果的に、観客の心を打ちます。

NUMBERFIVEの演奏シーンが、意外にあっさり

終わったのは、彼らを前仕掛けとして、

ここを盛り上げるための伏線とされていたわけですが

主人公バンドでも躊躇なくそういう使い方をする

演出は素晴らしかったです。

 

続いて主催者。前巻では予算が全くない中で、

良いフェスにするために死に物狂いで

奔走していた彼らだけに、1日目夜に

主催者3人で、軽いノリで今までを振り返る

中で感極まって涙するシーンは、

7巻のベストシーンだと思います。

ラストの恒例のインタビューシーンでは、

「記念すべき第1回」と表現していたので、

フェスは何度も続いたようで、そこは

嬉しかったです。

 

最後に観客。

1日目は、客というかイベンターのアーサーですが、

自身が大規模フェスのブッキングや運営での苦労を思い出しながら、

この小規模な貧乏なフェスを見て

「どうしてこうも美しく見えるのだろう」と

素直に評していたのは印象的。

 

そして主人公、高校生バンド、主催者、イベンターの目線から

語られた1日目とは違い、2日目は全て

観客の目線。しかも落ち着いた年配のコンビ。

これもまた地域フェスの醍醐味というか、

自由な見方、楽しみ方といったものが感じられて、

自分も年老いたら、彼らみたいな楽しみ方を

したいと強く思いました。

 

 

ダイ、ピンチ?

1日目の終了後、先程のイベンターアーサーにNUMBERFIVEが

目をつけられ、ステップアップのチャンスを掴みますが、

ここでダイの父が倒れたとの報で、緊急帰国。

 

その間に代打で入ったアーネストが稀代の才能の持ち主で、

彼を含めた4人でツアーをまわることで、この4人での

評価が上がっていきます。アーネストを紹介したアーサーも

ダイとアーネスト、どっちか勝ったほうが正式メンバーでいい

というつもりで、特にダイにはこだわってない模様。

アーネストはメンバーにも割と溶け込んでいて、

 

主人公なのに後半全く登場しない、

 

帰国中のダイがいない間に、外されるピンチに。

 

その嫌なタイミングで、有名なジャズクラブから

「この4人」にオファーが来ます。

 

でも3人は、迷うこと無く断り、

あくまでダイを含んだ4人が

NUMBERFIVEだという姿勢を見せます。

 

 

 まとめ

フェスの描写、どう表現するかと楽しみでしたが、

 

ダイとNUMBERFIVEのメンバーだけでなく、

色んな立場の人達から描かれていたのは、

大正解だったと思います。

 

同じ舞台でも、NUMBERFIVEはサム、

というよりジャズの大物に一矢報いたい、

高校生たちはありのままの自分たちを見せたい

主催者はなんとか成功させたい、

観客は純粋に楽しみたい、

色々な目標があることがしっかり示されています。

 

そして今回も優しい世界を展開するBLUEGIANT、

あまりイメージの良くなかったサムが、

今回はNUMBERFIVEの想いを受け止め、

アンコールでは胸を貸すプレイを魅せる。

ダイの席を奪い取ろうとしていたアーネストも、

皮肉を交えながらも、これだけ3人から信頼される

ダイに会いたいと話し、

最終的にモヤモヤしない人間関係は、

この作品のライブシーン同様、スッキリします。

 

次巻ではおそらくダイが帰ってくるのでしょうが、

サムから与えられた課題である、ラファの覚醒は

成るか。今回表紙だったものの、いつもどおりだった

ラファの活躍が待たれます。

 

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