[ネタバレ]再スタート!甲斐を通して自衛隊の本当の活動を知る新章「ライジングサンR 1巻」あらすじと感想

 自衛官として

前シリーズで無事に自衛官になった甲斐ですが、

レンジャーの道は遠いようで、志願はしてるものの、

全く先へ進まず。

調べてみると、運転免許みたいに自分が取ろうと思ったら

すぐに講習や実習を受けられるものではなく、

上官の推薦や許可が降りないと、訓練にすら参加できない

資格のようです。

そのため、5年以上許可が降りない先輩もいるようで、

甲斐は理想とは程遠い退屈な生活。

退屈といっても自衛官の日々は絶対大変ですけどね。

そんな日々の中、自衛隊に非常呼集が。

任務は行方不明の老人の山中捜索。

この方法に驚きました。

一つの山のふもとに隊員が間隔を空けて立ち、

同時に一直線で山頂を目指す。

全員が山頂に到達して、いなければ降りてまた別の面を

捜索。

というのを一帯の山々に対して全部やるんだそうです。

経験のない隊員はもちろん驚きますが、甲斐は

楽しそうにしています。本人は宝探しのつもり。

そんな少し軽めの雰囲気の中、

いよいよ捜索が開始。

 課題のに認識と念願の訓練へ

甲斐は捜索中に大きな挫折を味わいます。

1つは、休憩場でリラックスしてしまったこと。

リラックス自体は問題ないですが、

その場には、夫を助けてもらいたい思いで、

仕出しに参加してくれた奥さん本人がいたにも

関わらず、軽口を叩いてしまいました。

2つは、行方不明者本人が見つかったが、

結局命を助けることが出来なかったこと。

どちらも普通に生活していたら味わうことのない挫折

なのかもしれませんが、人間の命にかかわる仕事

というのを、読んでいて痛感させられました。

自分も、甲斐が宝探しだどうとか言ったシーンは、

前向きで頼もしいとか思ってしまいましたが、

自衛隊員が立つ舞台といいうのはそんな

生易しいものではありませんでした。

挫折を味わったことで、何が足りないかを

悟ったと判断された甲斐は、上官の指示で

レンジャー養成訓練への参加資格検査への参加を許可されました。

検査自体は、新しい出会いもありつつ無事には突破し、

いよいよ養成訓練へ突入するところで終了。

 まとめ

今回から改めて1巻、レンジャーへの道が始まりましたが、

キングダム1巻方式で、冒頭でレンジャーとしての任務に

従事する甲斐が描かれてるんですよね。よく考えたらこれは

ライジングサン最終15巻の続きの展開みたいです。

つまり今回の冒頭は、王峰山の噴火への派遣での一幕。

レンジャー資格自体は突破できそうです。

しかしわざわざレンジャー編に入る前に、行方不明捜索

で入れてきたように、人命救助において、重いシビアな

展開が待っている気がします。

前シリーズでは、あくまで訓練だけで、そこは基本自衛官

とその候補生しか存在しない世界でした。

ライジングサンRからは、そうはいかないぞってところを

厳しく突きつけられたようです。

最後に、冒頭にあった吉田茂元首相が実際に自衛隊に

向けたメッセージがとても印象的でした。

要約すると

「君たちは一生誰からも評価されることは

ないかもしれない。非難だけかもしれない。

でも、君たちが誰からも評価されるような

事態というのは、外国からの攻撃による国家存亡の危機や

災害派遣などの時だけなのだ。言い換えれば、

日陰者である時の方が、国は国民は幸せなのだ。

どうか耐えてもらいたい」

というもの。

確かに外から見てる人間にとっては、今回のような

行方不明捜索での自衛隊がこんな方法で

尽力されてることも知らなかったし、

報道ではいつも、派遣されたされなかった、

何人助けた助からなかったしか

報じられず、当事者以外には、自衛隊の

頑張りは伝わってこないのが現実かもしれません。

訓練生編も、どういう訓練してるのかなー

という興味だけで見てきた気がします。

だからこそ、本シリーズでは、

自衛隊の活動というものをより

知っていきたい、そう感じる

幕開けでした。