自殺島（完結作品）
様々な理由で自殺を試みた
少年たちが「自殺島」という
島に集められ、そこで自分たち
の力だけで生き抜いていく話。
前述の作品では、サバイバルは
１人、ソウナン～は４人と少人数で、
Dr.STONEも人数こそ多いですが完全に
主人公の千空を中心に動いてる
のに対し、この作品は大人数な上
全員がそれぞれの意見を持っている
ため、サバイバル要素に加えて
役割分担や対立が常に付きまとう
集団行動サバイバルです。
普通の少年コミックだと描かれない
ようなエゲツない場面もあります。
また、作品本編は完結していますが、
前日譚的スピンオフ作品が現在
連載中のため、近々単行本化も
されると思われます。
創生のタイガ
前述の「自殺島」の作者に
よる再びのサバイバル作品です。
こちらは前回と違い、
タイムスリップした
男女グループが原始時代で
生きていくというファンタジー
要素の入ったもので、
原始生物との戦いや、原始人
との関わりなど、この時代に
対しての知識を深められる
という要素もあります。
また、余談ですが、以前わたしが
感想を書いていた、ふざけた
原始時代漫画と違い、ラテン語
などを用いて原始人の話す言葉が
構成されているので安心です。
アラタ・プライマル
こちらは前述の「創生のタイガ」
と同じタイムスリップものですが、
こちらはより、ミステリー要素が
強く、そもそも飛ばされた事自体に
大きな理由・目的があるようで、
サバイバルしながらその謎にも
迫っていくという内容になっています。
また、創生のタイガは、平凡な
主人公が原始時代を生きる中で
逞しくも危うくも成長していくのに
対し、こちらは特殊な体質で生まれて
きた故に、元々サバイバルしていた
主人公が、初めて人と深く関わって
いくことでまともになっていくという
逆ベクトル成長していく点も魅力です。
漂流教室
こちらはホラー漫画の巨匠
楳図かずお先生による
サバイバル作品です。
今回紹介する作品の中で
最も古い作品でもあります。
これも前述作品と少し似ていて
アラタ・プライマルは街の一部ごと
タイムスリップしているのですが、
こちらの作品も学校ごと転移してい
ます。そしてこれまでの作品は
ほとんどが大人や高校生、大学生が
中心なのに対し小学校が舞台なので
未知の世界に飛ばされた大半が
小学生という、スーパーハードモード
なサバイバル作品です。
↑読んだことがなくてもこの画像は見たことある人も多いかも
楳図先生の作品のためホラー要素も
強く、更に自殺島でも出てきた
人間関係のギクシャクも入ってくる
ため、人間も未知の生物もダブルで
怖い作品となっています。
そして読み始めた段階では予想
できない、かなり衝撃の完結の仕方
をするのに、巻数はさほど多くない
ので、最後まで集中して読み切る
ことが出来ます。
ただ「小学校舞台でこれはやらない
だろ」というレベルの過激な描写、
展開も多いため、
そういうのに耐性のない人は
読まないほうがいいかもしれません。
まとめ
以上のように、紹介してきましたが、
やはりどの作品にも舞台だったり
設定だったりで似た要素は
ありますが、同時にそれぞれに
違いもあるため、ストーリーが
進むにつれて大きな個性が出て
きています。紹介した中では、
アラタ・プライマルがまだまだ
始まったばかりな上、謎要素が
多く、世界観が更に広がっていく
余地があるため、可能性という
意味では１番これからに期待な
作品と言えます。
ですが、サバイバルや漂流教室
のように、昔の作品であっても
今見ても衝撃を受ける作品も
多々あるので、興味を持った方は
そういう過去作も是非見て
もらいたいです。
了
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