あらすじ(ネタバレ)
クイン・ザザ一行とブルノ達は
例によって討伐した龍を捕食
今回の件でブルノ達と和解。
ヴァニーも意識を取り戻し、
寝ている間にこの船に乗った頃の
記憶が。元々密航という
形で乗り込み、どうやら高貴な
身分のようです。それ以上の事は
今回は語られていません。
壊れた船は、龍の討伐賞金で賄い、
一同は再び空へ。
そして次の街へ付き、全員束の間の
休息。
酒場で飲むもの、マッサージを
受けるもの、ヴァニーの顔に
残った火傷痕のための薬を
買いに行くもの。
それぞれいますが、ミカや
タキタの主要メンバーは
最終的にやっぱり龍肉が
食べられるところへ。
そこでミカは思わぬ人物と
再会。
それはクジョー
彼がクイン・ザザに乗る前に
一緒に龍捕りをしていた仲間です。
2人が出会った頃は、龍捕りが
転換期に来ていて、クジョーの
やり方は古い非効率なやり方と
否定されました。毒攻撃をする
ことで弱らせて倒す方法が広がっ
いく中、それはフェアじゃないと
反旗を翻したクジョーについて
いったのがミカだけでした。
ただしミカは、毒で攻撃したら
龍肉が不味くなる
という理由だけですけど。
2人はウマがあってしばらく
龍捕りを続けましたが、
2年続いたある日、
巨大な渦の中でとんでもない
ものを見たのでした。
感想
遂にミカヒストリーが来ました。
予想通りですが、彼はあまり
変わってませんねー。
ただ、今よりも純粋に龍捕りに
喜んだりもしていました。
彼がクジョーと何故袂を分かつ
ことになったのか、今回は描かれ
なかったので次回に期待したいです。
それから前回の続きでは、
何気に謎が残るヴァニーの出自。
まだあまりこの国の階級社会の
側面が深く描かれていないので
そこに到達しないとなんとも
言えませんが、彼女がどこで
何をしていたかは気になります。
ちょっとずつ掘り下げる中で、
乗組員で1番謎が多いヴァニー
なので、今後クイン・ザザ号に
とって重大な出来事があった時に
壮大に語られると予想します。
それから久々に街の中での日常
パートが束の間ですが描かれました。
こういうパートは普段この世界の
住人がどういう生活をしているのか
見ることが出来て面白いです。
こちらでいえば産業革命期から1次大戦
くらいのヨーロッパみたいなイメージ
でしょうか。
見開きの活気のある町並みも、雰囲気が出ていて
好きなカットです。
今回は4巻のエピローグと、6巻への
プロローグという繋ぎの回だったかな
と思います。終わりも綺麗にまとまって
ますし、おそらく次回で語られるミカの
エピソードの続報は非常に楽しみです。
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