最近、初単行本の作品で、1巻と2巻が
同時発売しているという例が非常に
増えている気がします。
自分が最近ここで紹介した中だけでも、
童子軍鑑、峠鬼、ドラフトキングと
出てきています。
そしてどれもおすすめ紹介するくらい
なのでクォリティーが高いです。
そしてこういった作品の特徴として、
ただ2巻分溜まってからまとめ出し
して同時買いを狙ったものという
ことはなく、ちゃんと2巻揃って
初めて、その作品のプロローグが
成立するという風になっているのです。
普通ってとにかく初巻が売れるのが
大事だからということで、内容を1巻に
凝縮するという作品が多いと思います。
大抵の大ヒット作は、それで十分面白く
なっていますが中には、こんなに
急ぎ足じゃなければ、もっと世界観や
人物相関を丁寧に描けたんじゃないか
という作品も正直あります。
そうした一般的な流れに反し、2巻同時
で出してるものは、売れるために無理に
詰め込むことはせず、作品の内容を
必要以上に省き、急ぐこと無く収める
ことが出来ているので、クォリティーの
高い作品が生まれている、そう感じます。
そういう意味で、本が売れなくなって
いく時代の中で、目先の効率よりも
作品の質を重視している今の流れは、
良い傾向にあると思います。
今後もどんどん1,2巻同時発売を
店頭で見かけたら要チェックしていきます。
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