[ネタバレあり] 作中童話の1ページ目で爆笑、本編は真面目にファンタジー「ライドンキング 3巻」あらすじと感想

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あらすじ

前回最後に登場した魔法帽の

中身、やはり前回予想してた通り、

兵器や乗物をスモールライトの

ように小さくした魔法でした。

その魔法は本来、童話に中にだけ

出てくるレベルの代物でしたが、

ベルは自力で体得。

 

これほどの強力な魔法を使えるから

2人は追われていたことが判明。

2人は自分達を差し出せば村も

救われるかもしれないと提案しますが、

大統領はその提案を破棄、敵将との

首脳会談に臨みます。

トップ会談と独立運動慣れしている

大統領は強気で挑み、交渉は決裂するものの、

圧倒的に有利に準備をしていたプルチノフ軍は、

ジェラリエを捕虜にすることを提案しますが、

ジェラリエは抵抗し、トップ同士の戦いへ。

ケンタウロスに騎乗し戦うジェラリエに対し、

大統領もマルセロスと共闘。更に獣王を継承

したことをマルセロスが知ると、大統領を

乗せて闘うことを認めます。ウッキウキで

大統領が乗ろうとすると何故か友情パワーで

2人は融合してしまい、大統領は思わず

 

思ってたのと違う

 

とライドン出来なかったことに落胆。

それでもなんとか融合した体を使いこなせ

るようになり、大勝利。

 

敗れたタクタロスはジェラリエを連れて

敗走。大統領は今後の交渉の余地など

加味して敗走を許します。

しかし彼女には秘密があり、実は元々

ケンタウロスだった種族でサテュロス

であり、タクタロスとは親子に近い関係

でした。

 

タクタロスは先に殺され、ジェラリエも

吊るし上げられるも直後、魔族の襲撃で

助かりますが、その場から逃げずに魔族と

戦い戦死。

 

プルチノフ村にも魔族が襲撃しますが、

こちらは当然大統領が簡単に撃破。

魔族にも大統領の異名

シャイニングウィザードが伝わった

ところで終了。

 

 

感想

1巻のスタートは完全に出落ち

だったのに、

本格的なファンタジーものとして

どんどん面白くなっています。

加えて凄いのは、そこに絶妙な

バランスでギャグが入っている

ところです。本筋の邪魔にならない

レベルで入ってくるギャグが良い

緩急になっていて、しかも多彩。

この巻では、童話が2ページに

わたって読まれるシーンがありますが、

 

 

まさかの現場猫

 

 

完全に不意打ちです。単純に大統領の

キャラを使ったギャグだけでなく、

色んなギャグが入り乱れるのが、この

作品の凄さです。

 

もちろん大統領ネタもガッツリやっていて、

ずっと丸腰で戦ってきた大統領が初めて

使った武器が護身用の拳銃というのも

まさか!という意外性です。

ずっと半裸だったから気づきません

でしたが、まだスーツは持ってたんですね。

 

本編ストーリーに触れると、ケンタウロス

の種族としての特性や歴史の流れから、

ジェラリエとタクタロスの関係まで

深く考えられていたのは驚きです。

 

これまでは人間や魔獣との戦いでしたが、

そろそろ魔族との戦いが本格化してきそう。

その過程で村も着実に強化されていってる

ので、大統領のタイマンだけでなく、

村民VS侵略者の大規模戦闘も今後が

楽しみです。

 

 

今後の予想

ジェラリエが死の間際に名前を

挙げたことで村に魔族が押し寄せて

来ることは間違いないでしょう。

しかし今までと違い、相手が3人

いる点が気になるところ。1人だけ

来るならこれまでと同じ展開でいい

と思いますが、まとめて来た場合は、

他の仲間も魔族と直接闘うことになる

かもしれません。大統領以外は今の

ところ活躍はイマイチでサポート役

ばかりなので、どうなるか見ものです。

 

それからどんどんスケールアップして

いくライドン先ですが、今回どう見ても

トリケラトプスな地竜に乗っているので、

次は肉食竜か、より大きな草食竜に

乗るかもしれません。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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