[おすすめ漫画] 宇宙を舞台に展開されるドロヘドロ調全開作!「林田球/大ダーク 」作品紹介と感想

作品・作者に関して

大ダークは、林田球先生の作品で、

ゲッサンにて連載されています。

 

林田球先生は言わずと知れた名作

「ドロヘドロ」の作者で、同作も

同じゲッサンにて完結後、半年

経ってこの大ダークの連載が

始まりました。

 

先生の作風はかなり特殊で、独特な

世界観にも関わらず、改まって説明

されることは少なく、基本的には

キャラクターたちの会話は流れから

どういう世界なのかを推察していく

ことが必要になっていきます。

 

そういう意味では難解ですが、

熱烈なファンは非常に多く、

ドロヘドロも連載が終わってから、

2020年冬期でのアニメ化が決まり、

別の連載が進行中に旧作が放送という

変わった状態になります。

 

 

独特な世界観

ドロヘドロを読んだことある人なら

この作者の作品のぶっ飛びっぷりが

分かると思います。

なにせ今作も、冒頭最初に出てくるのが

血まみれの謎の男

 

 

そして見開きで、魔王直属四天王か何か

にしか見えない横並びの四人。

 

 

そして更に顔が3つあるお頭と呼ばれる男を

中心に普通の会話のシーンが始まります。

 

スタートから独特すぎる。

 

ここまででこの世界に関して分かる情報は

ただひとつ。

 

 

宇宙のどこかの話ということ。

それだけです。

 

ここを起点にして、これがどういう世界で

どういう人達がいるのか、推察しながら

読んでいくのがこの作品の特徴であり、

醍醐味です。

 

クセが強いキャラたち

 

冒頭に出てきた血まみれの男、

ザハ=サンコが実は主人公です。

彼は相当複雑な境遇のようですが、

まだその辺りの謎は明らかになって

いません。

彼と共に行動しているのが、闇の

ニーモツと呼ばれているアバキアン

闇のニーモツとって言われても、

ニーモツという言葉自体そのまま日本語と

同じ意味なのか、何なのかすらわかりません。

 

そして途中で出会う謎の人物

死ま田=デス

 

ネーミングセンス!

 

それにもうひとりを足した4人が、どうやら

この作品の主軸を担っていくようですが、

 

1巻で登場する少なくとも3人は、特殊すぎる

能力を持ち、特殊過ぎる性格を持っています。

 

 

感想・まとめ

 

漫画作品ってやっぱりその先生ごとの

色が、作品が変わっても出るものですが、

大ダークは出過ぎ!

ドロヘドロ~宇宙編~と言われても信じる

くらい林田ワールド全開な作品です。

 

この方の作品って画やデザインの暗い雰囲気と、

キャラの明るさが全く合ってなくてそこが

面白いんですけど、今作はさらにそこの奇妙さが

増していると思います。

 

作中にサンコ達の乗る宇宙船が出てくるの

ですが、これのデザインと、その起動の仕方が

もう常人では考えつかないような発想だし、

ホテルのフロントに追いかけるシーンが

あるんですが、ベタな展開なはずなのに、

この世界観のせいでシュールすぎて、

ついていくので精一杯になります。

 

誰にもマネできない世界観、キャラ設定は

健在、ドロヘドロファンなら間違いなく

面白いし、この作品から林田先生の世界に

入る人も、1巻でちょっとでも良いかも?

て思えたらハマる作品です。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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