[アニメ感想] 11話の原作との違いは?『レゴシの変化を見事に表現』「BEASTARS ビースターズ 11話」

 

感想

 

今回も期待以上の出来でした!

覚醒してからのレゴシの演出は原作以上

でしたね。目が赤くなり声色も変わって

肉食むき出しになった事がはっきりと

伝わりました。

まだ半分以上肉食モードで手を差し出す

時の小林さんの声の演技は絶妙です。

そこから元の優しい声に戻って倒れ込む

ところまで本当上手いです。

 

それからルイですね。

あれだけ迷いながらも、自分の境遇からの

使命を捨ててまでハルちゃんのために

駆けつけたけど、レゴシのアシストをして

自分は人生を終わらせる覚悟を決めて

乗り込むのはもっと評価してあげてほしいです。

 

そして今回もっと進むかと思ったのがゆっくり

になった最大の要因のラブホシーン。

ここはとにかく丁寧でした。

原作の完全再現の上に後述しますが、鏡張りで

あることを逆手にとった演出はセンス抜群でした。

 

あと千本木さんの演技も満点です。

ハルちゃんの"慣れてる感"が生々しいほどに

リアルに表現されていました。

今回の後のシーンでの演技も楽しみに

しています。

 

 

原作との違い(ネタバレ注意)

 

今回ははプラスアルファの演出が

多かったと思います。

まずは感想にも書きましたがレゴシの

覚醒シーン。原作ではあまり覚醒前と

覚醒後の違いがわかりませんでしたが、

アニメでは目の色と小林さんの演技で

明確でした。

 

それから1番は、ホテル部屋の鏡に、

噴水とあの日の2人が写ってるという

演出、これは完全にアニメオリジナルで

原作では別々に描写されていたシーン

なので、こういうのはよく思いつくなぁと

感心しっぱなしです。

鏡張りなのは原作にもあった部分なので、

よく考えて制作されているのが分かります。

前回がゴウヒンのセリフなど、カットが

多かった分、今回は同部屋組のシーン含めて

ほとんどカットなくやってくれました。

 

あと組長がレゴシに銃口を向けるシーン。

負傷している腕が使い物にならないから

口でスライドさせて撃つという細かいところで

リアルを追求するのは相変わらず凄いです。

 

 

今後の展望

 

今回まさか44話途中の終わり。

でもかえってキリがよくなったと

思います。話の区切り的に47話で

終わるのがきれいなので、

ほぼ確実に次回は47話まででしょう。

 

最新刊を除けばあの娘が1番暴れまわる

回になると思うので、非常に楽しみです。

それから予想ハズレて次が最終回。

ほぼ確実に二期目は来ると思いますが、

食殺事件が解決せずに一期が終わるのは

予想外。原作読んでない人にとっては

もやもやしかないと思うので、早期の

二期を望みます。

 

肉食獣と草食獣が共存する世界。そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇!!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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