[ネタバレあり] 株ストップ高!明らかになる善逸の過去と夢「鬼滅の刃 4巻」あらすじと感想

あらすじ

 

今回は3巻の最後より少しだけ遡って

前回のバーサーカーイノシシが、

もう1人の入隊試験合格者であることが

判明。鬼が箱の中にいることを察知した

イノシシは殺そうとするも、善逸がガード。

ボコボコにされてるところで、ボロボロの

炭治郎が出てきて直接の殴り合いに。

イノシシは嘴平伊之助という名前だと分かり、

炭治郎の頭突きでノックアウト。

 

三人は一緒に、鬼殺隊御用達の屋敷でようやく

休息を取ることに。がっつり休んで骨折も癒えて

再び3人で一緒に同じ指令が届きます。

那田蜘蛛山へ向かった3人は、その途中で

倒れていた隊員が何かに引っ張られて山の中に

引きずり込まれるところに遭遇。

山の名前からして「蜘蛛なんだろうなぁ」と

読者が思う中、炭治郎と伊之助が遭遇したのは

操られた隊員たち。そしてやはりそれらは

蜘蛛の糸で操られていました。

 

2人は鬼の2人に遭遇し、まだ生き残っていた

隊員もほとんどが殺されてしまい、大苦戦するも

なんとか母親蜘蛛に勝利。

 

その頃、取り残されて別行動になっていた善逸は

別の蜘蛛鬼に遭遇。徐々に蜘蛛になってしまう

敵の毒も食らい最初はいつものように怯えますが、

そこから寝て覚醒し、今度は真っ向勝負。

その間に回想によって善逸のこれまでの経緯が

判明します。善逸は元鳴柱なじいちゃんに拾われ、

周りの人がいくら自分を見限ろうとも、ただ1人

見捨てずに修行をつけ続けてくれたじいちゃんの

期待に応えるため、そして人の役に立つ夢のために、

唯一覚えられた、雷の呼吸壱の型を突き詰めて、

全てを注ぎ、蜘蛛になんとか勝利。

 

 

 

再び炭治郎と伊之助に戻り、こちらは休む間も

なく、今度は父鬼と対峙をしました。

 

 

感想

 

伊之助の素顔が明らかになりました。

最初はただの頭のおかしい奴のような

印象でしたが、実際は育ちのせいで

人の常識を知らないだけで、ある意味

素直な男。

炭治郎とも、最初は殴り合いをし、

軽くあしらわれるなど、いい関係では

なかったものの、徐々に慣れて素直に

感謝された時には、なんかほわほわして

可愛かったです。

 

それからやはり今回のメインは善逸です。

借金どうこうで弟子になったという経緯も

なかなか身につかず落ちこぼれだったという

部分は普段の善逸からも垣間見える部分ですが、

その反面、素直にじいちゃんが好きだから

期待に応えたいのに応えられない自分が好きに

なれない、変わりたい、ちゃんとした人間に

なりたいっていう部分は等身大ヒーローそのもの

だし、普段は女性云々で頭おかしいくせに、

願っていることは立派で本当涙腺を刺激されます。

 

善逸の良いところって、弱い部分を完全に克服

出来ないまま、成長していくところで、人は急に

恐怖をなくしたり自信100%になるなんてことは

ないってのを体現しているところが良いのです。

足は震えてるけどそれでも頑張る的な。

分かる人には分かると思いますが、善逸って

ダイの大冒険のポップに似てるんですよね。

こわいこわいって言いながらも仲間のために戦う

キャラクターは本当魅力的です。

 

それと今回の蜘蛛鬼、今までで1番エグかった。

生きてるのに骨ぐちゃぐちゃになりながら

無理やり操られて戦わされる隊員のシーンは

普通に恐ろしかったです。

人間と鬼の戦いはどんどん苛烈になって

いきます。

 

 

その他

 

今回辺りから、日常=ギャグパート感が

一気に加速しています。

 

3人でコントする時は、2人がWボケに

なって善逸が常識人になりがちなのに、

 

炭治郎と善逸の2人の時は善逸がボケに

なるこのバランスの良さが凄い。

 

時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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