[ネタバレあり] ブラック企業から脱したい人必見の回!「ゾン100 〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 3巻」感想

再びブラック社員に

シズカと合流したのも束の間、

無理やり立ち寄る羽目になった

サービスエリアで、かつての

上司に遭遇したことで、再び

アキラはブラック社員へ。

自分には分からない感覚ですが、

やっぱり実際アキラみたいに

なってしまうのでしょうか。

 

上司は流石のパワハラ洗脳術で、

アキラを完全に掌握してしまい、

正気を失って上司に依存するという

なかなかショッキングな展開。

 

目がトリップ状態になったり、

漫画的表現で大げさには描かれて

ますが、アキラの言動とか依存の

仕方はリアルに感じます。

 

脱・ブラック

結局シズカも、親によって

実質ブラック企業のように

自分の考え方を押さえつけられ

従うことしか出来なかった過去を

持っていました。

どっぷりブラックなアキラを見る

ことで客観的に見た自分を知れて

精神的に独立するわけですが、

これは実社会でも利用出来る気が

します。

満足も充実もしているわけでも

ないのにブラック企業に従属して

いる人は客観的に自分と同じ

境遇の人間を見ることや、脱した

人を見るのが効果的なのかも

しれません。

 

なんでゾンビ漫画でそんなこと

勉強しなきゃいけないんだ

と一瞬思いましたが、身になれば

なんでもいいと思います。

 

あと何気に酷いなと思ったのは、

殺される寸前のブラック上司は

救っておきながら、結局ゾンビ

だらけのハイウェイに彼を置いて

いくという、ほとんど見殺しと

変わらない仕打ちをしたこと。

 

だったら救うなよ感がありますが、

ある種一度はこの手で助けたぜって

いう自己満足のためでもあるのかな

と邪推すると、やっぱり人間て・・

という気にはなりますね。

 

ブラック企業の社員だった、という

この作品のバックボーンとしては

不可欠だった要素にちゃんと終止符

を打つという意味では重要な回でした。

 

汚部屋でゾンビ映画を観て「会社に比べりゃ天国だよな」とつぶやく男・天道輝(24)は、かなりのブラック企業に入社して3年目。憧れの経理・鳳さんへの恋もままならず、いよいよ正常の向こう側に踏み込んでいた。ある朝、管理人が住民を「食べて」いるのを皮切りに、街ではゾンビが増殖開始。迫る死者たちに追われる輝が感じたのは……『今際の国のアリス』麻生羽呂と『ハレルヤオーバードライブ!』高田康太郎による初の強力タッグ。『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が「こんな”ゾンビもの”を待っていた。読むべし!!」と激推しする、前代未聞の青春ゾンビ活劇、ロケットスタート!!

 

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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