決着!
今回も物凄い熱い戦いでした。
ここまで何度も形勢が逆転する試合に
なるとは思ってなかったので、ずっと
ドキドキする巻でしたが、これを本誌で
読んでる方々はもっと揺さぶられていたに
違いありません。「お、こっちが勝ったな」
と思った次号では入れ替わってるような
試合ですから。
勝った上杉は何と言っても、タオルを投げる
ように息子に話したところが良かったですね。
最後までブレない誠実さというか真面目さと
いうか、芝原のためというより息子に後悔を
背負わせたくないから、説得するという
心意気がカッコよすぎました。
息子の方も、上杉の思いをしっかり受け止め
試合後に素直に賞賛したり、父親に対しても
頼もしい言葉をかけたりと、将来有望さが
滲み出てました。
今までで一番ハートフルな結末に、木多先生も
本気出せばこういうシナリオ書けるんだと正直
驚きました。もうこういう終わり方も書けると
なると、本気でいま現在連載中の格闘漫画の
頂点だと断定してもいいレベルだと思います。
暗躍!
熱い試合のあとには再び十兵衛の
暗躍パートです。
とにかく裏工作にかける情熱は
誰にも負けない姿は今回も健在で
工藤や他の参加者にも釘を刺したり
けしかけたりしてます。
気になったのはやっぱり急に出て
きたBBB。田島が気まぐれで彼を
雇ったことで運命が変わるみたいにあ
ナレーションが入ったので、そのまま
受け取るなら上杉の襲撃は失敗に
終わるでしょう。そうなった場合、
ククリナイフで応戦するでしょうけど
それで上杉の腕が飛んだり死んだりは
正直してほしくないです。
その他
あとがき漫画?で芝原が目覚めたのが
決勝戦の直前だということになっていて、
息子は、父の死後には十兵衛から卑怯を
学ぶと口にしますが、なかなか気になる
セリフを挟んできましたね。
彼が決勝戦まで進むことが出来たかは
定かではないですが、少なくとも
十兵衛の策は、参加者たちに大きな
インパクトを与えていたようです。
今回はとにかく試合の決着の仕方が
良かった!
十兵衛の頭脳戦も面白いですが、
おっさん同士の本気の遣り合いも
喧嘩稼業の醍醐味です。
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