[ネタバレあり] 結末が予想できなくなる衝撃の展開「炎炎ノ消防隊 25巻」感想

遠い過去の"現代"

今回はなかなかインパクトの

ある展開でした。

前巻からの流れでそのまま連続して

柱と焔ビトとの対戦が続いていく

のかと思ったところでまさかの

 

3ヶ月飛び

 

その間に柱は5本まで増えて

しまいました。

 

そして何と言っても驚きなのは、その間に

意識を失っていた(ドッペルゲンガーと

入れ替わっていた?)シンラは過去に

飛んだことで見た、大災害前の世界です。

 

何故か一緒に同行したインカと2人で

見たのはまさしく"現代"なのですが、

実写なのです。

漫画絵ではない実写。

ただ単にイメージなのかと思いきや、

シンラの視点では、彼らは人間と

同じ形をしているけどまるで別の

生き物ということ。

 

過去へのタイムスリップや異世界もので

現代を見る時に実写で表現されるシーンは

色々な作品にありますが、明確にその人達の

造形に違和感を示した作品は初めてです。

 

とんでもない展開の予感。

 

大災害後の世界をを描いてる

炎炎ノ消防隊の世界は、この作品の

中においてもイメージの世界、あるいは

漫画の世界説があるのではないか。

 

そう考えると、この世界の真実に関して、

かなりとんでもない展開を大久保先生が

用意してる可能性も出てきました。

 

 

3ヶ月間のシンラ

そんなとんでもない場面を見た

シンラは、どうやら3ヶ月間ずっと

ベッドで寝ていたわけではなく、

別人格が活動し続けていたようです。

 

その別人格はいつものシンラではなく、

彼と話したことがない人達がイメージ

した、親殺しのシンラという凶暴な

性格だったようです。

同じくドッペルゲンガーと分かった

アイリスも、人々の天照に抱く

イメージ通りの性格をしていると

いうことにも気づき、ここらへんは

ドッペルゲンガーの真実にかなり

近づいてる気がします。

ハウメアが行っていた儀式でも

イメージがどうこう言われているので、

彼らの発生条件も重要そうです。

 

それにしても、人格が入れ替わったのに

第8のみんなは割と受け入れていて、

アイリスにいたっては相談までしてる

という、なかなかクレイジーな組織だと

改めて思いました。

 

逆に、いつも一番クレイジーなアーサーが

最初にシンラの違和感に気づいたってのは

面白いですね。アーサーが変人すぎてあまり

ペア感、ライバル感がない二人ですが、

今後はもっと関係性がピックアップされて

ほしいところです。

 

 

まとめ

一気に柱5本まで進んだものの

大戦の大筋自体は進みませんでした。

 

しかし、過去に飛んでシンラが見た

世界が漫画ではないリアルな世界と

いう予想外の展開だったため、かなり

楽しめた回でした。ただ私が予想する

展開が本当になると、進撃の巨人をも

超えるような壮大な世界観になり、

まとめるのがかなり難しくなりかね

ないとも思いました。

 

炎炎ノ消防隊は、

時間軸も加えた四次元世界な進撃に

リアルと漫画世界の概念まで加えた

五次元漫画になるのでしょうか。

 

次巻以降どう展開していくか、

楽しみです。

 

伝導者率いる破滅の計画はついに最終段階へ。危機迫る東京皇国海岸線に、消防各隊、灰島、白装束と各勢力が集結、そびえ立つ柱と大災害の真相とは!? そして、戦線には兄と弟が対峙して……。まさかの人物との突然の“アドラリンク”に、シンラが目の当たりにした驚愕の世界! この世界は、人類の命運はどこに向かっているのか。これはまだ兆しに過ぎない。この星が滅ぶ前に、大災害の謎を解け!!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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