ブラジルから日本へ！
ブラジルで生活にもビーチバレーにも
慣れてきた日向。
エイトールとのコンビも上手くいき、
身につけたものは少なくない中で、
予定の期間を終えて帰国しました。
どうやらトライアウトでVリーグの
クラブに入団したようですが、
そこがなんと
木兎と宮侑
の所属するMSBYブラックジャッカル。
この２人とチームメイトです。
トライアウトの過程や入団の流れは
描かれず時が進んでおとずれたのが
Vリーグの日向デビュー戦。
対戦相手はシュヴァイデンアドラーズ。
影山と星海のチームです。
そう、つまりハイキュー！！の集大成と
して描かれるのは、
日向VS影山
です。更に小さな巨人へのリベンジ戦
でもあります。
熱すぎる！！
中学バレーで打倒を誓って蓋を開けたら
チームメイト。ずっと対抗し合ってきた
２人。高校では全国優勝は果たせなかった
ものの、影山は日本代表の主力に。
一方で日向は海外へ武者修行の無名。
日向と影が逆転していましたが、ここで
遂に相まみえるのです。
更にMSBYには佐久早、アドラーズには
牛島と、両者に５本指がいるという、
役者が揃ってます。
ちなみに５本指は５人全員がプロ入りを
していますね。
試合には、会場に来た元チームメイト達や、
TVで見守るかつてのライバルたちのほぼ
全員が注目をしています。
試合は開始早々、影山のサーブを拾った
日向がそのまま上がって決めて先制点。
日向の「来たぞ！」に会場にいた烏野OB達が
「おかえり！」で応えるという、もうそれ
だけでハンカチが濡れる熱いスタートです。
その後もプロの試合に相応しい動きを見せて
いく日向ですけど、特に爆発するのがその
レシーブ力。ビーチバレーで鍛えたものですね。
ブラジル編では小規模に描かれていた日向の
活動ですが、ブラジル代表のロメロが彼を
知っているくらいなので、かなり名を上げて
いたようです。
意外、予想通りな進路
この巻から、本格的にかつての選手達の
その後の進路が判明していきます。
前巻では現役プロの数人以外では谷地さん
くらい。
とにかく色んなものが見えてきて熱いです。
まずは孤爪研磨。
彼は株で当てたか何かで大学生実業家に
なってました。更にプロゲーマー、
youtuberと、現代っ子のある意味最強の形に
到達していて、ブラジル時代の日向の個人
スポンサーになってるのが面白いです。
元祖小さな巨人が漫画家になってその
編集担当が赤葦という、かなりぶっ飛んだ
進路もあれば、烏野のメンツは比較的
あるあるな、彼らのイメージに近いところへ
進んでいました。
が、
月島まさかのプロ入り
これはこの巻の一番の驚きと喜びです。
最初期は本当イヤイヤやってた男が、
徐々に火が付いていって、牛島のを
ブロック決めて渾身のガッツポーズをし、
日向と比較されるのを嫌がっていた
のがライバル意識むき出しになるように
なり、最終的にプロまで進むとか、
熱すぎますね。月島がプロ入りに至るまで
描いたスピンオフストーリーがあったら
迷わず買います。
それ以外にも本当に多くの、この作品に
登場してきた選手の現在の姿と、その
進路が描かれています。
この作品の素晴らしい部分として何度も
書いていますが、全ての高校に、１人１人
違った生い立ちと性格と立場があり、
ハイキューはそれをモブとして描かず全ての
登場校の選手たちを丁寧に描いています。
それがブレずに、今回の総登場と進路の
記載となって表れています。
おそらく次巻以降もどんどん登場してくる
と思うので、それぞれの進路が非常に楽しみ
です。
特に、成田や木下でさえ登場したのに未だに
出てこないあの男は気になります。
その他
田中が清子さんと結婚してるの
納得いかない
２８巻の登場時から叶歌ちゃんを応援
していた身としては、この進路(？)だけは
もやっとしますね(笑)
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