[ネタバレあり] 劇団バレーボールの驚きの幕切れ「ハリガネサービスACE 8巻」感想

 

劇団戦決着

かなりぶっ飛んだ展開になった修学館戦、

どう決着を付けるかと思っていたら、意外と

正攻法での勝ち方でした。

 

試合開始前は、豊瀬まで劇を始めるんじゃ

ないかと勘ぐったりもしましたが、ちゃんと

相手の癖や戦い方を分析した上での仕掛けで

勝利。

終盤はもう完全に劇団展開は鳴りを潜め、

王子のバックボーンも3ページでささっと

片付けられ、試合後のエピソードも特にないと

いうあっさりした展開でした。

王子のプロポーズとか、主役ぶんどり野郎とか

レシーブの子とか、色々な回収要素あったのに、

全員でボクシングのタイトルマッチみたいな

手を組んで観客に応えるみたいなことをした

だけで終わってしまいました。

本誌で不評だったのかな・・

 

 

そして宿舎に戻ってからは再び恋愛展開へ。

下平をめぐる羽柴ちゃんと鴫澤さんの静かな

バトルに、パット見肉食なのに、恋愛には

奥手気味で、かと思いきや思い極まって

抱きついたり、肉食なのか草食なのか分からなく

なってきた大船の片思い。

ハーレムものにありがちな鈍感主人公の代表格の

ような下平くんも知らぬところですが、

 

女子で1人だけ蚊帳の外になってきた

ユリちゃんが段々可哀想に思えてきました。

出番すら減ってきてます。

 

 

VS謝名高校

すでに宿舎で意気投合していた

謝名高校との3回戦です。

謝名は登場してからのイメージ通り

とにかく明るい雰囲気の高校で、

恐怖政治だったかつての駿天堂とは

真逆の"陽"のチームです。

 

自分の最初のサーブで一撃をお見舞い

されてもみんな笑顔で全然堪えてない

謝名を見て、下平くんも思わず

 

「だったら笑顔がなくなる

まで攻める」

 

とかヤバいこと言ってます。

サーブ無双してる時は無表情で淡々と

マウントで殴り続ける下平くんには

バレーを楽しんでる敵は許せないの

でしょう。

 

しかしそんな下平くんの思惑通りには

ならずに、謝名の面々はビーチバレーで

鍛えた対応力と足腰で対抗していきます。

 

そして大船は大船で鴫澤さんに振られて

変なエンジンかかって空回りという、

内外に問題が起きてる状態で序盤が進む

展開。

 

次巻では大船が覚醒するのか、下平が

宣言通りに謝名の笑顔を奪うのか

終わり方的に野々原の活躍が見られる

気もします。彼だけノリが謝名とほぼ

同じなので翻弄されることは無さそう。

 

松本修学館戦が、ぶった切るように

終わるという衝撃の流れでしたが、謝名

とはちゃんと終わり方も、終わった後も

いい感じでいくと願ってます。

 

 

その他

試合前日に謝名のみんなと花火を

するほのぼのシーンがありますが、

見開きで金田が人外な動きしてる

ので、そこは注目点です。

 

あと68話の冒頭でハート型の花火線

描いてる羽柴ちゃんマジヒロイン。

 

インターハイ決勝トーナメント二回戦、最終局面へ!! ファイナルセット、下平たち豊瀬高校と松本修学館は、ともに20点台に。両校一歩も譲らぬ激闘の最中、勝利を信じ「全員バレー」を繰り広げる下平たちだが!?

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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