[ネタバレ] 1巻にして実写化濃厚感のある内容!「若杉公徳/ライミングマン 1巻」あらすじと感想

DMCやエスパーだよ!でおなじみの若杉先生の最新作!

今作は表紙とタイトルを見ても分かる通り、ラップ漫画です。

1巻ではどっちかといえばラップバトルが中心ですが、ラップ漫画どころか

ラッパーキャラ自体

BECKの千葉くんとか、

とんかつDJのいん喜さんとか

要素としては度々登場しましたが、有名作家でラップメインの

漫画というのは初めてではないですかね?

漫才や落語なんかもそうですが、作者に相当センスがないと面白くならない難しいジャンル

だと思います。

 

 

この巻のポイントは

 

①前述人気作の流れを受け継ぐような主人公・ヒロインのキャラ

②若杉作品の良さが出てるリリック(ラップ)バトルの内容

③親切なヒップホップ事情解説

 

①はデスメタルや超能力といった舞台とはテーマが違えど根岸たち同様、

主人公は普段は地味な目立たない童貞キャラとして描かれています。

この手のキャラを描かせたら若杉氏は無敵ですね。

 

そしてこれまた同様に憧れの女性が身近にいて

今回は峯岸さんというクラスメイト。清楚な印象で初登場しとても前作の方に似ていますが、

多分今回の方は首が切れて死亡するというショッキング過ぎる事は起きないでしょう。

 

 

②は、この作品のメインのラップバトル!

若杉作品は結構えげつないシモネタとか出てくることが多いですが、

ある意味一番正しく使えるのがラップバトルなので、相性抜群なんじゃないで

しょうか。

この巻では、バトルらしいバトルは2回出てきますが、どちらも面白いです。

特に二人目はDMCばりにイロモノライバル戦で、どんどん追い込まれていく相手の

反応が良いです。おそらく今後も変化球MCが沢山出てくるので楽しみです。

 

それから、この巻ではまだ真っ向勝負は出てきませんが、普段は良いとこのお坊ちゃん、

でも家を離れるとバリバリのラッパーな、主人公のライバルになりそうなキャラが出てきます

が、親にはラップのことは隠して活動をしてるわけです。で、唯一の理解者が執事的な存在の

ばあやなのですが、

 

 

いいキャラしてます。こち亀の江崎教授のとこのキヨさんとか、トリコの節乃さんみたいな

高性能ばあちゃんっぷりを発揮することに期待してます。

 

③では、a.k.aとかレペゼンとかここ10年くらい?によく使われるようになった

ようなワードの解説が入っていて、

文例が酷いですが、勉強になります(笑)

 

1巻を読んでの感想ですが、今作も調子良く続いていけば、実写化ありそうですね。

テーマ的にも実際にラップバトルとかがあれば盛り上がりますし、

いろんなジャンルの人が出れば面白そう。最近M-1で優勝した方もMCサーモンとして

芸人ラップバトルで優勝してたり出演も出来そう。

 

最後に、父親が料理上手いという、謎のグルメ要素で結構力を入れて料理を描いてるのも隠れ

ポイントです。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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