[ネタバレあり] ようこそ漢達の楽園へ「ゴールデンカムイ 12巻」あらすじと感想

 ヘンタイは地球を救わない

 

この巻、今までで一番ひどいかもしれません(笑)

つまらないとかいう意味ではなくて

終始まともであり続ける人が1人もいません。

今回のヘンタイトップバッターは前回も、

1人だけ間違った方向に頑張ってる姉畑です。

 

今回もヒグマとのゴールイン♂を

目指して奮闘します。

頑張る姉畑を、ヒグマに入れ墨を

台無しにされないように頑張って守ろうとする杉元たち

というハチャクチャな構図で話が進みます。

 

しかも途中から、まるでアシリパたちが

姉畑にゴールインさせようと、一生懸命サポートして

る(ように錯覚させる)ような雰囲気になっていき、

主役誰だよって展開に。しまいには、

なんとかヒグマにしがみついて

遂げようとする姉畑に対し、

ナレーション吹き出しで

 

「頑張れ姉畑」

 

とか

 

「頑張れ支遁!!」

 

この漫画

こんなナレーション入ってたっけ?

 

と、目を疑うような状態。

 

このまま「負けないで」からの「炎のランナー」

からの「サライ」の必勝コンボがかかりそう

なところで、姉畑の旅は衝撃のラストを迎えます。

 

2ページまるまる見開きで。

 

 

 1ヘンタイ去ってまた1ヘンタイ

姉畑の長い旅も終わって、そろそろまともに

戻るかと思ったら、野田先生がそんなのを許すは

ずがありません。

 

急に現れたバッタの大軍から

逃げるため避難した小屋の中で

 

 

え?

 

 

 

は?

 

 

ムッワアア 

 

もうどんな方向に向かってんだ

この漫画は卒倒したくなるような

コマが連発しますが、ラッコの肉を

煮込む時の匂いが性的興奮を呼び起こすようで

彼らの様子が明らかにおかしくなります。

 

このおかしな状況では当然、

何かが起きてしまう

と悟ったメンズ達は

どう向き合うか考えた結果

 

 

全員の心は一つになりました。

 

これが、シリアスな展開で核心に近づく

会話をするアシリパさん達の

パートと同時並行で進むというカオス。

この後のシーンもかなりやばいです。

 

 

 核心に近づく中、新たな刺客

男達がわけの分からないことになっている一方、

アシリパさんには黒幕候補とされていた

アシリパさんの父に関して、新しい情報が

もたらされます。

この真偽を確かめるためにも、

さらに歩を進める一行ですが、またしても入れ墨の1人に

遭遇したところで12巻は終了。

 

 まとめ

とにかく非シリアスパートが濃すぎて、

グルメパートすら印象に薄くなった巻でした。

個人的にはこっちのがメインくらいに、

作者のセンスが大好きなのですが、

読む方も切り替えが大変です(笑)

 

この巻は新たに網走監獄勢も登場して、

さらに構図が複雑化しそうです。

今回たっぷりギャグを詰めたので次巻は

かなり核心に迫って、シナリオが

進むんじゃないでしょうか。

 

『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!

 

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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