[ネタバレあり] 同世代で将軍一番乗りはあの男!「キングダム 49巻」あらすじと感想

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 王賁VS馬南磁 山の民VS犬戎

前巻で噛ませっぽい雰囲気がすごかった

馬南磁さん、いよいよ王賁との

真っ向勝負が始まりました。

と思いきや今回決着は付かず、噛ませ回避。

一方、山の民連合軍・楊端和の戦場では、

髪が手抜き作画の総大将・舜水樹の策により、

趙国内にいた、犬戎民族という匈奴と

連合軍が対峙します。

 

↑作中で狼か何かの皮をかぶってるんですが、

ネットで検索したら本当にそういうイメージの民族みたいです。

 

この犬戎族、どうやら山の民達の祖とも

言うべき位置づけらしく、サッカーの

起源論争みたいに、祖でも大してそれが

山の民より強い理由にならなそうですが、

彼らはそれが自慢のようです。そして

見返りなしで戦わんということで、

後ろ姿がパックマンの敵の舜水樹は勝手に、

李牧主催のジンギスカンパーティーを約束。

これを犬戎のボスは快諾します。

本格的な衝突は次巻になりそうです。

別働隊大好き李牧の登場

王翦の命令で紀彗討伐に向かう飛信隊。

桓騎に振り回されてからすっかり

下っ端感が出てしまった紀彗ですが、

今回も後手後手な感じ。ですが、

今回は軍全体に秘策があったようで

 

またまた登場、李牧別働隊です。

 

いっつもひっそりと移動して現れては

大将を倒していく李牧が周りの部下が

全く仕事していない、ガバガバ護衛の

麻鉱将軍をバッサリ(物理)

そこそこ見通しの良い場所で、横から

突撃してきた李牧にあっさりやられ

ましたが、あの王翦配下にあっては

ならないミスなので、どっちみち処分を

受けることでしょう。

 

麻鉱将軍がやられたことで形勢は逆転。

勢いのついた趙が一気に押し始めます。

何気にこの麻鉱討ち取りの報を、迅速に

味方に広げたのは、パッとしなくなった

紀彗でした。新たな才能、

インフルエンサー紀彗の誕生です。

 

 

 蒙恬覚醒、麻鉱軍をゾンビに変える

勢いづく趙と、意気消沈の麻鉱軍。

全滅しかねないほどの窮地に、

蒙恬が大活躍します。相変わらず

名軍師の引き立て役になってしまって

いる河了貂は、惨状を見て麻鉱軍を

諦めようとしますが、逆に蒙恬は信に

 

「俺達で麻鉱軍を復活させるんだ」

 

と話し、味方兵に対して「麻鉱、負傷も

生還」という嘘情報を流し始めます。

 

ここが巧妙で、ただ流しても先に趙側から

広まっているから効果がない。

ですが、ここで元気な飛信隊が、

楽華隊が、混戦地の真ん中で

「麻鉱本隊の」旗を掲げながら大暴れ

することと、麻鉱がよく部下たちに

かけていた言葉

 

「立って戦え」

 

を、本人よりの言葉として広めることで、

麻鉱軍は一気に息を吹き返します。

蒙恬はその後も見事な采配を見せて、

全滅どころか多くの麻鉱軍を残し

初日を終えます。

そして王翦の命により、麻鉱がいない

代理として暫定ですが

 

蒙恬将軍

 

が誕生します。

最後に2日目の冒頭、陣営右翼で

いきなり玉鳳隊を狙い撃ちする趙軍。

王賁は朝からクライマックス状態ですが、

敵将・趙峩龍が

 

「助かる術は1つもない、

    間違いなく1つもだ」

 

という致命的なフラグを立てたせいで、

王賁が何かを閃いたところで終了。

 

 

 まとめ

48巻と比べて色々が動きましたね。

麻鉱将軍の討死と、それによって

蒙恬の将軍就任。

3人の中で一番乗りは王賁かと思って

いたので、これは意外でした。

まぁ暫定なので正式な将軍就任は、

また順番が変わるかもしれませんが。

前回までは、蒙恬自身が戦う場面が

多くなりましたが、やはりこの男の

真価はここでしょう、とばかりの

名采配の連発でした。

ここらへんは他の2人にはない

彼だけの特長でしょうね。

 

いつも援軍として到着しては無双を

する、楊端和軍が初めて劣勢っぽく

なってるのも気になります。

個人的にバジオウが好きなので

逆転に期待したいです。

 

そしてこの戦で、将軍になると決意

している信ですが、戦場を

たらい回しにされてる現状から、

いつもの一騎打ちに持ち込める

のでしょうか。この巻が王賁が

50巻で大手柄を立てそうな

終わり方をしたので、信の挽回にも

期待したいです。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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