[ネタバレあり] 谷底での出会いと別れ。龍の生体「空挺ドラゴンズ 3巻」あらすじと感想

 龍の大群に遭遇、しかし

前巻では久々に降り立ったクオーン市で、

ジローを中心に

色々なことがあり、再び空へ龍を食べに捕まえに

クイーン・ザザ号は飛び立ちました。

10日も龍の姿すら発見できない一行。

ガガの画力を発掘したり、雑巾がけしたり

して過ごしてると

空に謎の超巨大な塊が。

 

「小型龍の大群だ!」

 

それは何千何万と群れた小型龍の塊でした。

 

※イメージ図

これは絶好の大漁チャンスだ!ということで

狩りを開始。一匹を引き寄せたものの、

タキタが仕留め損なってしまい、

まさかの飛行船から地上へ落下・・!

 

 

 谷での2つの出会い

落下したタキタは、なんと生還。しかし

足に大きなキズを負います。

そこで2つの出逢いをします。

1つは倒した小型龍の赤ちゃん。

なぜかタキタに懐きます。

2つは谷底の住人、アスケラ。対象は

違うものの、彼女も狩人です。

彼女に助けられ、タキタは谷底の

集落へ案内されます。

住人はタキタを温かく迎え入れてくれ

ますが、心配事が2つ。

1つは空挺の皆と、2つ目は龍の

赤ちゃんの様子。

龍の赤ちゃんがどうやら元気がなく、

お腹を空かせている様子。

しかし誰も龍が何を食べるか知りません。

 

過去の経験をもとにタキタが「龍油」を

作り飲ませようとしますが拒否。

困っていると、アスケラのおばあちゃんが

卵を入れ混ぜ始めます。

出来たのは「龍油マヨネーズ」

赤ちゃんに出してみるとようやく

食べ始め、一同安心。

食事をあげるタキタは、みんなの目には

本当のお母さんのように写っていました。

 

 出会いがあれば・・

これで食事は安定しましたが、それでも

徐々に衰弱している龍の赤ちゃん。

やはり龍は空でないと、生きられないの

だと悟ったタキタは、怪我をおして

山を登ることを決意。同行してくれた

アスケラと共に山頂に到着すると、

そこには先程のと思われる龍の大群が。

同時にクイーン・ザザも発見し、

強運にもミカ達と合流。

アスケラへ精一杯の感謝の言葉を

述べて、タキタは谷を離脱。

しかしタキタにはまだ1つ、終わっていない任務が。

「この子を群れに返します!」

船のみんなと、龍の赤ちゃんを群れに

もどす一大ミッションがスタートします。

超巨大な3匹の龍の登場で苦しめられるも、

逆に利用することで

無事に合流させることに成功!

安心も束の間、大きな謎の飛行船と

接触しそうになったところで終了。

 

 

 感想

 

めちゃめちゃおもしろい!(小並感)

 

前の感想でも、変に長いストーリー編に

突入したりせず、今のまま続けて欲しいと

書きましたが、その通りになっていました。

 

今回は完全にタキタをメインとして、

船員の皆と離れた人達の暮らしが描かれていました。

そういう中にも龍の伝承があり、本当に

深くこの世界では龍の存在が根付いてることが

わかります。

 

龍は何を食べるのか、どういう生体なのか。

というまだ掘り下げていなかった部分も

今回で少しずつ判明しています。龍が体内に

持つ臓器の1つの力で宙に浮いていた

という初耳情報もありました。

1つのドラマとしても楽しめますし、

ちょっとずつ明らかになっていく龍の実像や

新たな種類もわくわく出来て楽しいです。

 

次巻では格上?の集団あるいは身分の

人間が出てきそうな感じでしたので

また、この世界の成り立ちが判明していきそうです。

 

相手の飛行船から、ラピュタ一族の

メガネのおっさんが出てきませんように。

 

龍を追って、世界の空を往く捕龍船『クィン・ザザ号』。大物を捕まえれば一獲千金、獲りたての肉も食べ放題。でも、失敗したらもちろんお陀仏。空と龍に魅せられた乗組員たちの大冒険の旅&世界グルメ紀行!

 

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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