[ネタバレ]塩醤油論争勃発、救世主・軟骨からあげ登場「原:蝉川夏哉,画:ヴァージニア二等兵/異世界居酒屋『のぶ』 5巻」あらすじと感想

タイショートリアエズナマの前では、争いもなくなる。

5巻も、居酒屋のぶは優しい世界を継続します。

オトーシ

恒例になりつつある、夫婦爆発しろ回です。

ユーファが市場で見たということでカボチャの話題に。イカ娘ヘルミーナさんが、カボチャと

イカを煮たものをよく食べるということで、タイショーが作ることに。

よく出来たのでオトーシとして出すと、当然のように好評。相性抜群ということで。

お通しだけひたすら5杯食べ続ける客まで出ます。お通しってそんなにリピートしていい

ものなんですね・・。

そんな時、ベルトホルトさんが来店。実家がカボチャの栽培が盛んなところだそうで、

なんか言ってます。

ということで、それぞれ海と山の食材なのに、全く喧嘩をしないイカとカボチャ

のように、この2人もバッチリということだそうです。

ふーん

救世主・軟骨からあげ

次では、いきなりベルトホルトとニコラウスが大喧嘩中。その理由は・・

目玉焼き・・ではなく唐揚げの味付け論争でした。

この、争いが起きる原因でも、この漫画の優しい世界っぷりが伺えます。

話は平行線のまま。中立であるハンスにどっちがいいか訪ねても


違う、そうじゃない

と、話にもならず、最終的にはタイショーの采配に委ねることに。

その前にタイショーに耳打ちするヘルミーナさん。そして出てきたのは

折衷案でした。

竜田揚げ同様、納得しないベルトホルトでしたが、

「レモンしぼりますね♪」とニコニコしながらヘルミーナさんが・・

つよい(確信)

そのあと、ベルトホルトに何か耳打ちすると、ベルトホルトは

「く、くだらないことで争うのはやめよう」と心が折られていました。

ボドロかな?

清貧ナス

次に来店したのは、常連呑兵衛のエドヴィン爺さんと、トマスくん。トマスくんは、清貧の人

で酒も飲まなければ、若鶏の唐揚にも口をつけようとしません。

この漫画にしては珍しく、真面目な、王国の行く末や現状の話が展開されますが、トマスくん

ナスに異常な執着があることが判明

すかさずエドヴィンがナスの揚げ浸しを注文。水と間違って酒を飲んだことも手伝って

トマスくんは決壊。

真面目な人ほど云々。果たして真剣話は回収されるのか。分からないまま

トマスくんのクソ真面目物語は終了しました。

天ぷらと詩人

大司教が都に訪れたことで(前話の話がちゃんと続いてた!)、

衛兵が中央に駆り出されたせいで、居酒屋のぶの客層が変わっています。

ゴロツキがヘルミーナさんに絡むと、奥にいた男が立ち上がり、助けます。


主人公っぽい!

漫画違えば主人公間違いないキャラなのに、残念この漫画の主役は

粋な料理人なのです。

このあとタイショーの天ぷらを食べ、追い出したゴロツキの仲間を

再び圧倒して、嵐のように去っていきました。

感想

ついうっかり割愛してしまいましたが、今回は夫婦話が3話もあり、

2人の関係はさらに発展。

つい最近までお見合い前だったところが、子供身ごもりまで進みました。

近いうちに出産エピソードも出てきそうですね。初期は店に否定的だった

ベルトホルトさんもすっかり丸くなり、良い雰囲気。

それとは逆に、ひっそりと進んでいるストーリーでの「魔女探し」は

気になります。完全に伝聞でしか進んでないので全体像も見えず、

今後も優しい世界は継続されるのか、シリアスな展開が続くのかは

定かではありません。

主人公属性が強いアルヌは、今後も登場して欲しいですね。というか

作者の外伝で主人公として使っても違和感ない魅力的なキャラです。

5巻まで続いても全然尽きない居酒屋のぶのメニュー、月並みですが

次巻の料理も楽しみです。

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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