蜘蛛ですが、なにか?は、ライトノベル原作の、
転生モノ王道パターンである
「小説家になろう」サイトで連載がスタートした作品です。
17年には「このライトノベルがすごい!」の3位、
18年には同賞で2位を獲得しています。
あらすじと登場人物
あらすじ
女子高生だった私が目覚めると…何故か異世界で「蜘蛛」に転生していた! 種族底辺の蜘蛛として迷い込んだ先は毒ガエル・大蛇・果ては龍も跋扈する最悪ダンジョン!?メンタル最強女子が生き抜く迷宮生存戦略!!
登場人物
私・・・元は陰キャ系の女子高生だったが、
異世界に飛ばされ、何故か蜘蛛に転生してしまった
不幸な子。常軌を逸する不味さでも、生きるために
倒したモンスターを食べたり、ドラゴンや、
エイプの大群に遭遇しても、必死で生き残る術を
模索したり、とんでもないメンタルの強さを発揮する。
元々そこそこRPGには詳しい。
あの作品とゲームの影響を受けている!
異世界転生という、最近ありがちな設定の作品ですが、
この作品はその中でも、
主人公のゲーム的成長要素が図抜けて、
魅力的だと思います。
敵を倒したり、何か変化がある度に、↑のようなお知らせ?が
登場します。
さらに、それは技を使った回数や、レベルアップによって、
どんどん伸びていくので、物理的に、目に見えて主人公の
成長が分かります。ストーリー的には、序盤はとにかく
1人ぼっちで、まともに意思疎通ができる相手すら全く
登場しないので、一見地味ですが、この地味さが良いんです。
コツコツと、でも確実にステータスやスキルは上がっていくので、
それに合わせてモンスターのレベルも上がっていくという、
基本的なRPGらしい進み方です。
そういった要素、作者さんはこの2作品の影響を
受けているそうです。
転スラとモンハン。
転スラは、スタートからスキル要素全開で、
序盤のリルムの
探り探りの試行錯誤は、かなり近いと思います。
モンハンは、やっぱりレベル要素やスキルの多さ、
ある程度進んでから出てくるスキルツリーとか、
この作品のゲーム要素は、かなりモンハンチックです。
両方共、この蜘蛛が~を読んでいけばそういう作品だと
言うことが、とても分かります。なので、転スラ好きな人や、
モンハンやってる人はこの作品を楽しめるんじゃないかと
思います。どんどんスキルレベルが上って、できることが
広がったり戦い方の幅が広がってより強いモンスターを
倒していくようになるところとかワクワクします。
それから、主人公が女子高生ではありますが、メンタルは
そこらの転生もの男主人公よりも強くて、しょっちゅう
窮地に陥るのに、その度心折れずに立ち向かっていくので、
萎えたりせずに見られます。そして明らかに勝てない相手の
ときは、逃げたり隠れたりする賢さもあって、決して才能で
ゴリ押しでも、俺最強系でもないところが良いですね。
まとめ
表紙で毎巻、女の子が画が目立ってて、逆に敬遠
してましたが(笑)、内容は本当にしっかりしたRPGで、
繰り返しになりますが、コツコツとレベルを上げたり、
じっくりプレイするのが好きな人には本当に面白い作品だと
思います。
この作品をそのまま、ガッツリゲームにして欲しいくらいです。
そして、内容的に、ほぼ間違いなく近い内にTVアニメ化すると思います。
話のテンポの良さと、ギャグの入れ方はTV向きですし。
見比べるのも想定して、是非読んでもらいたい作品です。
※アニメ化が決定しました。
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