「ノブナガ先生」は、週刊マンガゴラクにて
連載の作品です。
作者は大和田秀樹先生で、代表作に
「機動戦士ガンダムさん」や「ムダヅモ無き改革」が
あり、ギャグにおいては信頼と実績のある方です。
同じギャグ漫画とはいえ、扱うネタの幅の広さが半端じゃありません。
あらすじと登場人物
あらすじ
時は戦国・1583!!
本能寺で絶体絶命の窮地に追い込まれた織田信長は稲妻と共に現代日本へ。
そして始めたのはなぜか「教師」。
覇王の圧倒的スケールで行われる、常識外の授業とは!?
「ムダヅモ無き改革」の大和田秀樹が放つ天下人教育破壊コメディ、ここに開幕!
登場人物
藤倉健一・・・この作品の主人公。主に信長のツッコミを担当する(口に出したら斬り
捨てられるので心のツッコミ)。時代と信長に翻弄され続ける可哀そうな人。
巻き込まれっぷりが結構悲惨。
織田信長・・・本能寺で変の直後、藤倉と共に現代に飛ばされる。圧倒的な順応力と、
武将時代に培った決断力と、勝負運で、現代に見事馴染みつつ、存在感を出す。
森蘭丸・・・信長達と共に、未来に飛ばされるが、1人だけ別時代に。結果、信長が
教師になる大きなアシストに。
時代に順応する第六天魔王
この作品、「戦国」×「タイムスリップ」という、ありがちな設定を使ってはいますが、
戦国にタイムスリップ→武将と一緒に再び現代へ
という、物語終盤でもないと出てこない設定も加えられています。
武将が現代に来るパターンは、武市半平太が現代に来る「サムライ先生」が
ありますね。武将ではないけど・・。
そして、ギャグではあるものの、織田信長に関しては史実や時代考証を
忠実に守ってる場面も多いです。
その上で、典型的なイメージの信長が、現代で大暴れするというギャップが良いのです。
そして、この漫画の良いところは、とにかく信長の順応力です。
テレビにも対して驚かずに、そういう仕組があるのだろうと冷静。
仮想通貨もすぐに理解。
実際あの時代の常識に囚われずに、無数の革命的な事業、行動をしてきた
信長なので、そこまで違和感がないのも、面白さのひとつです。
まとめ
存在だけで、戦国時代で最もキャラが立ってる信長だけあって、
この巻だけでは、全くネタが付きそうもありません。
さらにいくつか、今後の信長の行動のカギとなる、伏線も貼られているので
ギャグ以外の部分も楽しみな部分が多いです。
ノブナガ先生は、単純にギャグ好きな人にも、信長好きにも、タイムスリップものが
好きな人も楽しめる作品だと思います。
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