[おすすめドラ] 危うさが光る、初期のしずちゃんを堪能する ドラえもん名エピソード その4「のろいのカメラ」

今回は4巻の「のろいのカメラ」を

紹介したいと思います。

扉絵からも分かる通り、少し穏やかでは

ないエピソードです。

 

 

冒頭は、黄金パターンでドラえもんに

泣きつくシーンから、

 

 

いつもなら、冷静にたしなめる

ドラですが、初期ドラは結構頭に

血が上りやすくて、今回も

この怒りっぷり。

 

 

この気持ちの入りようです。

場合によっては、のび太にテストを

出す先生を「ぶっ飛ばしてくる!」

とか物騒な事を言ってましたからね。

どこで冷めて、「きみはじつにばかだな」

とか言い出したのでしょうか。

 

 

ここで今回の表題の「のろいのカメラ」が

登場しますが、

 

ドラえもんは急に冷静になり、

思いとどまります。

と言ってるそばで、スネ夫のこの

煽りです。

 

 

スネ夫の煽りスキルの高さもいいですが、

注目すべきは

しずちゃん。

 

 

どっちの場面でも、バカにされ怒る

ドラえもんを見て普通に笑ってます。

後期のしずちゃんは、のび太を

仲間外れにしようとするスネ夫達に

反発してのび太に同行することが

増えますが、初期はどっちかといえば、

一緒になってのび太をバカにする事が

多いです。この回は特に注目。

 

 

スネ夫に道具を使うか悩んだ結果、

寝落ちしてしまったドラ

 

に呆れて寝顔を撮ったのび太は、

おもちゃの人形を作る機械と勘違い。

実際家のミニチュアとか作れる

カメラもありますしね。

 

しずちゃんにプレゼント。

ところが、

 

 

この反応である。のび太家もドラも

知ってるはずなのに遠回しにDISってます。

 

 

まさかの即日転売。

いや売ってはいないですが、誕プレを

即他人に譲るという、メルカリガチ勢も

びっくりな、将来、男にもらった貴金属を

即売却するビ○チになりかねない

危うさが、この頃のしずちゃんには、

ありました。

初期のしずちゃんは、結構暴言失言を、

主にのび太に連発してるのでそういう点も

よく注目してもらいたいです。

その頃、のろいの人形の危険性を伝える

ために、のび太の人形を作っていた

ドラですが、

 

 

スネ夫に対しては持っていた自制心は

どこへいったのか、のび太が叫び

喚いてるのに冷静に「頭をぶつ。」と

淡々と殴り続けます。

 

これでわかったろう。

 

じゃないよ

 

真顔で殴り続けたのに、終わってから

困り顔。やっぱりしずちゃんより

ヤバイのはこの男でした。

そんな血も涙もないドラえもんに

鉄槌が下されます。

 

 

少女漫画に出会う前の、

ミニジャイアン時代の

クリスティーネ先生が大暴れ。

人形のドラえもんへのオペを

開始しますが

 

普通に怖いです。

 

結局、なんとかちびっ子に見せら

れない惨状を回避し、人形を取り戻して、

最後はスネ夫に仕返しをして終了します。

 

 

さすが初期のオネショキャラですね。

ちなみにこの4巻には

 

 

単行本へのドラミちゃんの

初登場エピソードや、

名作「おばあちゃんの思い出」も

収録されています。

 

いつかまた紹介したい、感動エピソードです。

 

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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