[ネタバレあり] 狩野の本領発揮でDL復活の兆し!「バトルスタディーズ 15巻」あらすじと感想

 目ぇ覚ませ檜

 

春のセンバツ覇者、早実との練習試合は、前巻で

檜覚醒のために、狩野がわざと相手に

弱点漏らして打たれるという、衝撃展開でしたが、

この巻も狩野が躍動しました。

相手投手の過去の狩野との対戦という苦い思い出を、

同じシチュエーションにすることで

ミスリードして、プッシュバントで同点に

追いつくという、完全な駆け引き勝利。

 

良いですね~。こういう単純にその打席での球種や

コースの読み合いではなく、伏線

張っておいてからの、騙し合い読み合いの戦い方。

キャッチャーやりながら、自分の打席だけでなく、

試合全体をコントロールしたり

演出しようとする狩野の戦い方は凄く好きです。

 

主将になるまでは、1年として挑戦者感が

ありましたが、主人公キャッチャーという

設定がここにきて、更に活きてきましたね。

 

不祥事謹慎というあれだけのことを経験して

おきながら、この試合でも相変わらず

メンタルがダメダメな檜にはイラッとしましたが、

今回でようやく目が覚めたのでしょうか

ちょっとまだ心配ですが、狩野はブレてません。

 

とにかくDLは、センバツ王者相手に3-3の

ドローで中々の結果を出しました。

 

 

 片想いって切ないな

 

野球自体は順調にいっていますが、DL学園の

他の学生は総スカンを食らって

いた模様。よくよく考えたらそうですよね。

普通、外から見たら野球部以外の運動部も、

似たようなことが行われてるって

最初は思ってしまいがちでしょうし、

間接的にか直接か、何かしら被害は受けて

いたのだと思います。

DLには野球以外にも強豪部はいくつも

あったとも言及されてるので尚更ですね。

 

実際のPLでも、似たようなことがあったの

だろうと推測されます。

結局、他生徒の協力・応援はほぼ得られないまま、

DLは2回勝って順調に予選突破へ前進。

 

その前に、以前の対戦で、DLを大いに苦しめた

砂金たちの花忠社を倒した、

大阪予選優勝候補筆頭の快苑が立ちはだかります。

 

 

 まとめ

 

比較的順調に進んだ巻だったんじゃないでしょうか。

ここまでが、しばらく不穏な内容が

続いてしまっただけに、より強くそう感じました。

 

大人になれない檜は、急に聖人になりすぎてて、

繰り返しになりますが、信用できません。

狩野達とともに、かつての1年の中で順調だった

花本の不振と、その漫画らしすぎる

不貞腐れ方が逆に気になります。

 

不安要素はこの辺りで、前巻と今回で発揮された

狩野のコントロール術は、今後も

生かされていくと、試合がどんどん面白く

なるかなと期待してます。

 

それからプロ入りしてから初めて、旧3年達に

言及されますが、

上手くいってない金川や古谷と違い、烏丸が

7月時点とはいえ、打率2位というかなり

エグい新人成績残してたのは驚きです。

そして11巻の辺りで人間辞めた戦いしてた

早乙女も、本塁打3位、打点2位という

新人と思えない成績。

 

やっぱり人間辞めるとプロで通用するようです。

ただ最も人間辞めてた石松が何故か

2軍なのは気がかりなところです。

 

次巻はどうやらいよいよ快苑戦。DLは

甲子園まで行けるのか、史実を辿ってしまうのか、

次かその次で、この作品がどういう作品に

なるのかが決まりそうです。

 

「強育」は愛、栄光への通過儀礼。生きる術は全て「PL野球部」で学んだ。18人で天下を獲ろう。俺たちの前に、道はできる。元PL球児が描く超リアル高校野球漫画!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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