[ネタバレあり] 堂々完結!そしてSQ短期連載の後日談も!「斉木楠雄のΨ難 26巻(完)」あらすじと感想

 

 最終巻にして初めての・・

 

遂にやってきました最終巻。最後だけあって、

佐藤君のエピソード以外は完全に

最終巻仕様なエピソードばかりです。

 

本誌は読まずに単行本派な自分ですが、

今回は2話、すでにアニメ化していたため、

変わった形での既読パートになりました。

過去のサブキャラが総登場する第275Xは、

漫画では忘れられたキャラや、

麻生先生本人が自分の声で登場するので、

アニメ版の方がオススメです。

 

アニメ未収録の最終シリーズは、

みんなでの旅行編です。こちらは逆に

主要生徒キャラが総登場

(終盤数コマのみの明智以外)しました。

 

過去にもあった修学旅行とかの時のノリを

踏襲しつつ、最終的に超能力のことを

隠しきれない展開になっていくところ

バランスは見事です。

まさかの分身たちの再登場もあり満足です。

 

あいつらまで4人増えて再登場

 

その後に、常にテレパシーや頭の中

のみで、一度も発言していなかった

斉木が初めて言葉を発するシーンは必見。

 

最後の終わり方も、シリアスにせず、

ギャグで終わったところも良かったです。

 

それから本編完結のあとの、麻生先生の

あとがきも必読。何やかんや危ないネタ

やったり、色々してきましたが、根は

凄く真面目だと伝わる文章です。というか

ギャグゼロで真面目さしかない文章です(笑)

 

 

完結・・?

 

物語は完結かと思いきや、まさかの

 

ページ余りのため

 

後日談が追加されています。ページ調整の4コマも。

 

ページが余ったからって本編の

アフターストーリーが追加されるとは

予想外でした。スピンオフでも、

読み切り版でもなく、実質の本編ですからね。

 

ここで、最終回の直後の事や、超能力の

使えなくなった斉木の新エピソードが

入ってます。超能力でなんとか照橋さんを

交わしてイーブンだった斉木が、神を

味方に付けている彼女に翻弄される場面は

面白いですね。

 

心が読めないから突然話し掛けられる度に驚く斉木の図

 

超能力のない生活にまだ慣れない斉木の、

「ぼくはもうだれかに守られる人間に

 なったんだな」という言葉は

これまでがあるからこそグッときました。

 

こちらのエンドは、若干くさい感じも

ありますが、ジャンプ漫画っぽい

感じでもありました。

 

今度こそ完結ですね。

 

 

 まとめ

 

しっかり完結しました。書いたとおり、

終わり方も良かったですし、これまで

かなりの数のキャラが増えていき

ましたが、ほかのギャグ漫画と

比べても、登場1回で終わらずに

かなり活かせていたキャラが多い

のではないでしょうか。

 

あとから出るキャラのアクが強すぎて、

初期のキャラが薄くなっていく

ことって多いですし、主人公すら

空気になる作品も少なくない中、

夢原さんや海堂は最後まで

主要キャラでした。

 

周りの個性が強すぎて、佐藤君のような

キャラまで活かせていたのも凄いですしね。

 

最終的に、ギャグ漫画にありがちなタイプの

キャラは、ほとんど網羅したと思いますし

全てやり切った感があるので、この

タイミングでの完結は良かったと思います。

 

ほぼ全編シリアスになりがちな長編パートも、

ギャグ要素を多く残しながらシリアスを

やっていくスタイルを最後まで貫いてたのも、

最後まで読めたポイントです。

 

そんなわけで、良いタイミングで

良い終わり方をした本作。

まだ読んだことがない人も、安心して

読み切れると思うので、また何かで

完結を踏まえて、オススメ文を

書いていきたいなと思います。

 

オマケ

最終話が、見開き2ページで

カッコイイのですが、

 

 

その次のページで

 

高橋オイシイデス。

 

彼の名前は斉木楠雄、超能力者である。誰もが羨む才能も、本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。故に人前では力を封印、目立たず人と関わらずを心掛けてきた斉木だったが、何故かワケあり同級生が急接近!?

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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