[ネタバレあり] 準決勝、針生劇場に翻弄される狩野を救った一言「バトルスタディーズ 16巻」あらすじと感想

 

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前巻で不祥事起きてからの暗黒期を経て、復活の

兆しを見せているDL。3回戦までは無事に進出。

今回は3回戦からスタートし、先発は阿比留。

しかしここで阿比留は相手の打線に捕まり、

リードを許した状態で降板。

最終的には狩野の3ランで勝利し、準決勝へと

駒を進めましたが、試合後阿比留が激怒。

しかし理由がある意味理不尽。

 

オレのせいで甲子園消えかけたんじゃ!

不甲斐ない結果残すカスは責めろや!

 

気持ちは分かりますが、本人が言うのか・・

 

そんな阿比留も、狩野の話の持っていき方が

抜群に上手く、最終的には

彼の自信を復活させました。この辺りは流石です。

 

 

 予測不能の非常識人

 

準決勝でのDLの対戦相手は「満代付属高校」。

この高校、とにかくセンターの男がポイント。

 

 

見るからにクセが凄い

 

この針生という男、肩はすこぶる強い、

攻撃はバッティングも、走塁も良しでかなりの選手。

その上、読みも鋭く意外性もあるせいで、

手を付けられないタイプです。

 

DLももちろんこの日の試合では彼に翻弄されっぱなしで、

それは狩野ですら例外にはなれず。

かなりかき回されて、狩野も冷静さを

失っていきますが、それを救ったのは

 

まさかの檜

 

自分が前回狩野に励まされた言葉を、ほぼ同じ

使い方で伝え、これによって狩野は

我にかえります。

檜の賢者モードは一過性のものではなかったようです。

 

散々針生にかき回されたDLも、遂に得点の

チャンスを掴みます。

しかしこれも針生の野性的プレーに阻止されて

しまいますが、ここで一同疑うような場面。

 

まだプレー切れてないのに、塁に出た狩野が、

歩き始めている!

 

一見舐めてるように思わせて、もちろん相手を

撹乱する作戦です。

時間をかけて相手の注意を引いた後、

サードランナーの信楽弟がホームに走りますが、

ここでもまた針生が現れ、

万事休すか?という場面で16巻は終了。

 

 

 まとめ

 

針生が万能超人過ぎる。こういうキャラって、

ハイキューの天堂みたいに、3回に1回くらい

ミスがあると愛嬌あると思いますが、この男は

この巻ではミスゼロで、奇策全部が上手くいく

という反則超人に。

 

 

そら狩野も嫌になりますよ、それでいて

楽しそうにプレーされるものだから。

その狩野を救ったのが檜ってのが意外で

良かったですね。前巻の感想では、檜の聖人モードは

長くは続かないと予想していましたが、

登板しない試合ですら、狩野を励ます気持ちが

あるんだから、これは本物かもしれません。

次の登板が楽しみですね。

今回が天津先発だったから、

勝ち抜ければ次辺りあるかもしれません。

 

それから同じく前の巻の感想で、今回快苑戦

来そうとか書きましたが、全然違いました(笑)

あるとすれば決勝での勝負ですね。

 

準決勝まできても相変わらず、全然戻って

こないDLの応援団は、決勝まで進めれば来るのか、

まだまだ道は険しそうですが、甲子園までは進んでほしいです。

 

オマケ

この男、なんかもう存在が煽り

 

 

「強育」は愛、栄光への通過儀礼。生きる術は全て「PL野球部」で学んだ。18人で天下を獲ろう。俺たちの前に、道はできる。元PL球児が描く超リアル高校野球漫画!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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