[ネタバレあり] 成神様降臨!そして青函VS桜高、決着!「DAYS 31巻」あらすじと感想

 

 成神様、降臨

ベンチスタートだった成神が満を持して、登場。

 

個人的に、成神主人公の「振り向くな君は」の新装版が、この巻と

同時に出ていてそれを読んでからだったので、彼のファーストプレーでの

「ゴールにパスをするだけ」という、

成神のストライカーとしての原点的な言葉はグッときました。

 

いきなり4人抜きでシュートまで持っていく技術は流石で、

この試合、スパイク履き直してる間にパスが来て、片方スパイクなしの

ままドリブルで切り込んであわやゴールにという、化物みたいな

プレーを見せます。しかも雪で足元が悪い中。

 

更に守りを固めるかと思いきや、青函は逆に攻撃的に。

 

攻撃的チームが1-0で引きこもったり、相手がエース投入したら

逆に攻撃的にいくという、相手の裏をかく展開。

これもたどれば、平のための樋口の発案で、やはり形は違えど、青函も

リーダーを中心にまとまってる感じです。監督は蔑ろにされてますが(笑)

 

この後の、監督の腰をもっと落とせという指示にしたって、現代では否定されがちな

守り方ですし、色々と残念な役回りです。

 

この後、値千金の同点弾を決めたのが、犬童でも成神でもなく、

猫谷というのが良いですね。夏さんも監督の大塩も、犬童も泣いていますが、

これも「振り向くな君は」読んでると、新生桜高の、7失点大敗の初陣からずっと、

やってきた4人だからこそ、というか当然の反応だと分かります。

成神だけ、自分にパスをよこさなかった事に怒ってますが(笑)

 

 

 そして決着

このあと、平が自身の力で突破して点を取りにかかるも、結びつかず。

桜高も、成神が犬童からの「これ以上ない最高のもの」と評するパスを

受ける直前にダウンしてしまい途中交代。

 

結局、最後は犬童が平にマークされながらも、とんでもないゴラッソをぶちこんで

決着。桜木高校が勝ち進み、

 

準決勝は聖蹟VS桜高に決まりました。

 

 

 まとめ

何度も書いてますが、桜木高校の歩みを改めて、知っているかないかで

結構印象が変わった試合でした。

 

猫谷のゴールの重さとか、高校初期の成神と現在の対比とか、試合前に

犬童が仲間たちに語った言葉も、前作を読んでから読み直すと、深みが増しましたね。

 

成神はこの試合でも最初から最後まで全力プレーが出来ませんでしたが、

おそらく聖蹟戦では全力を発揮して、当然犬童へ貯まりすぎた「借り」を

返すことになるでしょうし、点の取り合いになる気がします。

 

青函に関しては、負けた後の火村のシーンが良かったです。「いやだぁかえりたくない」

と大泣きしながらダダをこねるところは彼らしくて好きです。

平は、代表編でもなんでも、今度は味方として登場を期待したいです。

 

そして2巻に渡って解説枠に落ち着いていた聖蹟ですが、

次巻予告で、水樹がつくしに、いよいよゴール指導を入れるようです。

セカンドボーラーとしては十分な力がついてますが、ポジション的にも

得点力がもっとほしいつくしには大きな機会です。

 

水樹の指導は、人間が理解出来る内容になるか

 

不安しかないですが。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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