[ネタバレあり] 2セット目で研磨のトラップ発動!追い込まれた烏野「ハイキュー!! 35巻」あらすじと感想

  鳥かごの中の烏

1セット目を制したのは音駒、

セットカウント0-1で

2セット目へ突入しました。

 

1セット目を落としてしまった烏野を見て、

不安にかられた谷地さんに、木兎たちが

先のことより、今を見てと助言するんですが、

 

 

この子、やはりクレイジー。

言葉の選び方も、感覚も、一般的な

女子マネポジな子から逸脱してるのが

良いですよね。

 

1セット目を取られても、迷わず

殴り合い上等でいく烏野ですが、

要の日向が封じられ始めます。

 

もちろんこれは研磨の謀略で、

日向の助走する動線を塞ぐために

西谷までレシーブさせる位置を

調整するという徹底ぶり。

 

 

というかこのシーンの研磨の言葉、

 

 

もはや熟練の顧問が、生徒たちに

かける言葉でしょう(笑)

異世界転生とかしたら軍師になれそうです。

 

そりゃあ純真無垢なリエーフが

「研磨さん怖いです」と素直な

感想も述べますよ。

 

その直後の、ハイキューならではの

 

 

この表現!素晴らしい。分かりやすく

研磨の理想とする戦い方が現れています。

表紙にもなってる部分です。

 

と同時に、それはそれで

つまらなそうにするところも、彼の良さで

あり怖い部分でもあると思います。

 

要は、自分の思い通りになりそうで

ならないギリギリのラインが一番

楽しいってことなんですかね?

 

黒尾の

「お前は本当にめんどくさいな」

という言葉もうなずけます。

 

 

 烏はカゴを破って・・

 

ここまでの間、ほぼ影山の心中描写が無かった

のですが、ここから彼のパートに。

そして同時に試合の流れが一気に変わります。

意外な

ほど、研磨の謀略を

見抜いていて、その上で評価しながらも

打開策を模索していた影山が出した1手は

 

 

オープン

 

速攻のみだった日向の攻撃は、

これによって新しい境地へ。

研磨が周到に用意した鳥かごは、

それを上回る2人の一歩によって

崩壊しました。

 

それにしても、最後に日向が跳ぶシーン、

「小さな巨人」を意識した、

かなり力の入ったシーンなんで、

いつかなるアニメでどうなるか、

興味あります。

めちゃめちゃカッコいい。

 

 

 まとめ

研磨の日向封じが炸裂した回でした。

まだまだ音駒優勢が大半を占めましたが、

最後の最後に新しい動きが。

 

あえて、音駒の思い通りに事が運んでる間は、

日向も影山も、あまり心情を書かなかった

ことで、展開自体は研磨の計画通りだったものの、

2人の考え方は、研磨の狙い通りに行ってなかった

ことが、終盤に明らかになってそのままの流れで

終わるという、にくい演出でした。

 

36巻では、烏野優勢の流れで進み、

2セット目は取るでしょうから、一番

面白くなるのはやはり最終セットに

なりそうです。

 

あんまり目立ってないリエーフがすごく

不気味ですが、試合前の雰囲気通り、

研磨VS日向が中心で進んでいくでしょうか。

 

まだまだ冷静さを保ってる研磨が、日向によって

最後に違う部分を見せるのか、その辺りが楽しみです。

 

おれは飛べる!! バレーボールに魅せられ、中学最初で最後の公式戦に臨んだ日向翔陽。だが、「コート上の王様」と異名を取る天才選手・影山に惨敗してしまう。リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩く日向だが!?

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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