[ネタバレ]今回はくもりのちラブコメ、時々刃皇「火ノ丸相撲 20巻」あらすじと感想

 

 

 ラブコメの波動

 

刃皇の爆弾宣言から、打って変わって今回のスタートは、

 

 

潮と礼奈のラブコメ展開!

 

二人の仲が膨らみそうで膨らまず、気づいたら

また裸の男同士でぶつかり合っていた

そんな火ノ丸相撲ですが、遂に大きな進展。

 

しかし、二人共死ぬほど奥手。

相撲一筋だった潮はそのままだし、

黒歴史番長時代のユウマのせいで、

全く男が寄り付かなかった礼奈まで

圧倒的経験不足。

2人きりで歩くだけでもこれ。

 

いつもの相撲パートみたいな

ガチナレーションを付けるな

 

このあと色々ありますが、

もう一度2人で海岸で話をした結果

 

 

相撲を取ることになりました。

 

結果

 

 

やかましいわ

 

まさかの礼奈関の大金星で、閉幕。

2人は幸せなキ・・・

 

 

物言いが入ってそこは駄目でした。

 

いずれにせよ、ようやく2人は付き合うことに

なったようです。

 

 

 刃皇の素顔

 

礼奈大金星のシーンの前に、2つの大きな出来事がありました。

1つは、駿海の入院と重い病。

ラブコメと落差の激しすぎる、

瞬海さんの入院の知らせと、

命自体長くないという言葉が。

 

このシーンで、冗談を言う駿海に、潮が激怒して

更に涙も流すのですが、

彼の姿を、自分が横綱になるのを見せられないまま

失ってしまった母親に重なったんですね。

 

2つ目は、刃皇夫妻との出会い。

 

駿海に会った後に、刃皇夫妻と遭遇し、

そのまま一緒に食事に。

 

 

最初に出た時(ほぼシルエットのみ)は、謎の大物。

大相撲の場で出たらラスボス。

でも今回は、気風良いおっさんて感じ。

出てくる度に印象変わる人です。

 

でも先程の駿海さんの死期の話で、余計気負ってる

潮に対して、それを見抜いてか、

相撲で幸せになれ!と諭したりもします。

 

この段階では潮はあまりこの言葉を

理解しませんが、後々分かる日が

来るのでしょうね。

 

結局潮は、天王寺達に誘われ、部屋の垣根を

取り払った有志を集めた合宿へ。

わかりやすいほどに、刃皇包囲網ですね。

 

そして礼奈は、刃皇の奥さんに頼んで

朝陽川部屋へ。刃皇の稽古や部屋の様子を

見るためですが、

あ、これ花嫁修業ですね。

 

早速、女将になるための経験を積んでいく

礼奈でした。

 

 

 感想

 

潮と礼奈のラブコメパート、なかなか面白いです。

 

どんな相手にも怯まずに挑み、

礼儀正しく勉強もよく出来て、

ジャンプ主人公としては弱点がなさすぎる

潮ですが、恋愛分野でひたすらあたふた

してる画は新鮮で笑えます。

礼奈も、初登場時のイメージとは

大きく違い、徐々に自分の自信のなさや

相撲を全然分からない劣等感で自虐が

多くても、徐々に素直になっていくところが

良いですし、引退後にこの夫婦が部屋を

やってる画は容易に思い浮かびますね。

 

それから刃皇。ラスボスとしてヒール1本で

使われるかと思いきや、かなり身近な一面も

出て、彼なりの相撲の愛し方と、横綱に求められる

品格との折り合いがつかないだけで、

相撲への愛は間違いないというのが

伝わってきてイメージがよくなりました。

その分、稽古や取り組みでは豹変するのも

またこの人の魅力なんだと思います。

奥さんも、この夫にしてこの妻ありで

面白いです。最終的に引退後は刃皇ですら

尻に敷かれそうな強いひとです。

 

そして、普通ならありえない、合同合宿では

かつての高校相撲編のライバル達も集合していたり、

高校編は空気、大相撲編では潮の長期離脱時の

対戦相手と、踏んだり蹴ったりだった数珠丸の

キャラクター掘り下げがあったりと、このパートだけは

かなり高校相撲編のような雰囲気です。

 

 

結局秋場所になったら刃皇だけじゃなく、

一緒に合宿してる奴らとも戦うことに

なるのに、それでも集まってくる感じが

熱くて好きです。

 

 

最後に、潮に対しての不穏な描写が散見される

のが気がかり。

思いつめすぎてるのは、礼奈との取組で

解消されたかと思いきや、

「生きるためならなんだってやってやる」

とか言っちゃってるし心配です。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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