刃皇会議
前巻ラストの巡業での童子切と刃皇の一戦。
結局は刃皇が勝利したのですが、
どうやら彼は、取組の状況や感情によって
まるで多重人格者のように、スタイルや
口調が変わるようです。
映画でいえば
「アイデンティティー」の主人公、
漫画で言えば、
「幽遊白書」の仙水忍ですね。
とにかく相手を研究しまくる童子切
としては、やりがいのある
相手といえます。
でも、
ダブルは反則でしょ
顔左右半分ずつで、両方のいいとこ取り
って最強すぎる。
そんな刃皇、これだけの人格を
どうコントロールしてるかといえば、
なんやこの
可愛くないうまる会議
※参考
脳内会議による合議制を
採用することにより、
一人格の暴走を食い止めてる模様。
結局その会議した結果、引退宣言の
時以上に、対戦する力士をさらに
挑発する事にしたのは
どうなんだって気がしますが。
刃皇らしいですけどね。
にしても
意外と開催数少ない
力士として10年以上のキャリアが
ありながら、48回しかやってないん
だから、逆に言えばそれほど苦戦が
少なかったのかもしれません。
VS大典太光世
潮の最初の対戦相手は大典太に。
この2人、部屋は違っても一門は
一緒で交流があったらしく、
本の貸し借りとかしてたほど
仲良しだったみたいです。
やっぱり歴史関連の本なのでしょうか?
初めて会った時は前田慶次を
取り合ってたのに。
そんな2人ですが、
取組となればガチンコ。
そういえばその取り合い以降、高校
でも、大典太倒したのは國崎だったし、
公式戦初対戦だったんですね。
途中で水入りが入るほどの激闘でしたが、
再び暗黒面に落ちた潮が、追い詰められ
ながらも、大典太に大技をかけ返し、
おそらく勝ったように見える
描写で22巻終了。
まとめ
極端にぶっ飛んだことをして
来なかった火ノ丸相撲ですが、
「刃皇会議」はさすがに
笑いました。
その相撲スタイル同様、
彼のイメージが毎巻毎巻
目まぐるしく変わっていきます。
しかし、潮達の取組中、刃皇脳内に、
鎖に繋がれた人格がいたようですが、
明らかにヤバそうな感じがしてます。
そしてやっぱり九月場所にまで
暗黒面を引きずってしまった潮。
取組終盤あったのは、大典太は
応援しに来てくれたかつての仲間
たちがいるのに気づきますが、
潮は周りも礼奈も全く見えない
という、対照的なシーンがありました。
たとえ勝っていたとしても、
状況は悪くなる一方という感じで
今後の展開が更に心配です。
それとは逆に、礼奈が潮の祖母に
託されたDVD?の中身は気になり
ます。渡されて以降、この巻では
触れられなかったので、
暗黒面に落ちた潮を助ける一手で
あると願います。
オマケ
途中、國崎の兄ちゃんも角界入り
していて「大般若」の名をもらって
ましたね。当時バカだからもらえなかった
国宝の名をもらえてよかったです。
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