[ネタバレあり] あの男の暗躍で一気に展開が変わる!「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった 3巻」あらすじと感想

 

 あらすじ

危惧された、本来の主人公マリアとの仲も

無事に良くなった前巻。

今回は一気に話が進みます。

 

本来のゲームの状況とはだいぶ

変わっているにも関わらず、

カタリナを追い詰めるイベントは

微妙な違いがありながらも発生。

これまでカタリナを良く思って

いなかったお嬢様集からの告発。

 

絶体絶命かと思われましたが、

登場人物たちと信頼関係を

築いてきたカタリナを糾弾する

声は続かず、みんなカタリナ側

につきます。

これでカタリナへの非難は、

丸く片付きます。

 

しかしその後、マリアが失踪。

更にお嬢様方は何故告発したのか

告発資料を誰が準備したのか

全く覚えておらず、これは

闇魔法の効力だと推察。

裏に誰か首謀者がいるようです。

 

ここで前巻、転生前に友達から

聞いた攻略話を思い出し、

カタリナは、犯人が生徒会長の

シリウスであると推測。

彼に直接尋ねると、意外にも

あっさり白状。

シリウスはどうやら、

カタリナを自分の”復讐”に

不都合な存在として考えている

ようです。

カタリナは彼の魔力で意識を失います。

 

一方で視点はシリウスに代わり回想。

失踪しているマリアも、カタリナと

違って、光の魔法の力によってですが、

シリウスの正体を見破りますが、

彼女もまた、彼の魔の手にかかって

しまったようです。

 

そして現在、カタリナは眠ったまま

起きない状況が続いています・・。

 

 

 感想

 

前2巻では完全にギャグ漫画でしが、

この巻で一気にシリアス路線に。

カタリナ自身はいたって平常運転

ですが、周りが本来のゲームの

ストーリーに沿って動き出しています。

この辺りは、ゲームとして

シナリオに沿って修正が働いて

いるのか、単純にルシウス一人の

力で、暴走に拍車がかかってるのか

読むことは出来ません。

 

しかしまだ明らかにされていない

ルシウスの”復讐”の中身や、

「人を殺すこと」でしか手に

入らないはずの闇魔法をどう

やってルシウスが手に入れたのか

この辺りは今後明らかに

なっていきそうです。

 

いきなり雰囲気は変わりましたが、

2冊でしっかり登場人物たちの

紹介と絡みをやってきたおかげで

彼らそれぞれの動きには不自然さ

や違和感はなく、ちゃんと話が

周っているので、変化に対しての

抵抗感無く、シリアス路線も

楽しめる感じになってます。

 

それにしても、カタリナと

マリアの、ルシウスに対しての

アプローチが似ていて

根っからの主人公体質ですね。

カタリナの中の人。

相変わらず自分が周りのキャラに

どう思われてるか全く気づいて

ない鈍感ぷりですが、

単純に魅力的な人物ですよね。

 

次巻でも主人公っぷりを

発揮するはずです。

 

 

 今後の展望

 

本来はマリア一人で

攻略すべきルシウスシナリオを、

カタリナが介入したことで、

変化が起き、結果彼女が眠った

ままになっていることと、

マリアがどうなったのかが

分からないので、おそらく

次巻もシリアス展開が続きそう。

 

全国のギャグパートと農業

カタリナファンにとって辛い

状況ですが、これで着地点が

予想しづらくなりました。

ルシウスは救済されると思い

ますが、その後はどうなって

いくか。

カタリナが夢の中で、

「こんなことなら私一人が

破滅した方が」と

口にしますが、ゲームの

カタリナのように終わるのか、

全員幸せなオールハッピー

で終わるのか、急にシリアス

一色になったので、前者に

近い結末も起こりうるかな

と思いました。

 

前世でプレイをしていた乙女ゲームの悪役令嬢・カタリナに転生してしまった私。そんな悪役令嬢の未来は、国外追放か死亡のみ!? そんなのあんまりじゃない!? さらに破滅エンドを回避するために奔走していたら、今度は恋愛フラグが立ちまくり!? 一体私どうなっちゃうの――!? 山口悟が放つ大人気小説のコミカライズが待望の単行本発売!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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