[ネタバレあり] 国が変われば同じ日本人でも転生人の性格が変わる?一気に増える転生勢「転生したらスライムだった件 12巻」感想

あらすじ

前回子どもたちに精霊を定着させる

ことに成功したリムル先生。

今回はテンペスト国側とリムル側の

両視点で話が進行していきました。

そして2つの勢力が両者を

攻め立てます。

1つはクレイマン陣営。

これはすでに過去に何度もちょっかい

出してきてますね。

2つ目はリムルが先生なる前に

名前の挙がってた西方聖教会

特に後者は転生人を何人も

抱えており、その騎士団長が

シズの教え子ヒナタ・サカグチでした。

それからこの人物、イキってる上に、

人の話を聞こうともしない

めちゃめちゃ面倒くさいキャラ

のため、リムルは大苦戦。

結局死んだフリ作戦で回避。

 

そしてテンペスト国では、

クレイマンのスパイとして

派遣されましたが、初代ガンダムの

ミハルみたいな人生を歩みそうな

ミュウランが合流。ヨウムよりも

強いので中々の実力者です。

 

そしてヒナタ以外に教会側に

ついてる日本人たちが

テンペスト国幹部たちと激突。

ここも、どんだけ持ち上げられたら

ここまで天狗になるか

判らないほど調子に乗っていて

最初は拮抗しますが、

教会が発動した魔素浄化の

大規模結界の力で、魔物中心の

国は一気に弱体化。

 

リムルのいないテンペストは

追い詰められてしまいました。

 

 

感想

我慢の回ですね。

前回は意外とあっさり

子どもたちの寿命の問題が

解決するなど、順調な面が

目立ちましたが、今回はすでに

戦力化した日本人が多数登場し、

しかも全員敵対という逆境。

それにしても、この世界の

転生(召喚?)の日本人は

何故こうも図に乗ってる奴ら

ばかりなのでしょう。

正確には教会に付いた勢

だけですが、その国が彼らを

持ち上げまくるのでしょうか。

個人的には異世界組が4人も

天狗になってるのは、あまり

良い気がしないので、今後彼らも

変わると信じておきます。

 

そしてまたクレイマンがお得意の

ネチネチした内部工作を

始めてますが、こちらは

ミュウランがヨウム達によって

変わってきているので、

クレイマンの予想外の

展開もありそうです。

裏切るのもある程度

想定済だとは思いますが。

 

そこで気になるのは、

完全にクレイマンの想定外

だったらしいミリムの宣戦布告。

いったい何を考えての行動

だったのでしょうか。

リムル側がすでに内部工作

を進めてるようには思えない

ので、彼女の動向は本当に

読めません。

 

今回はフラストレーションが

溜まる回だったので、次巻は

一転攻勢で教会側への反撃を

開始してもらい、日本人トリオを

一蹴してもらいたいです。

本当の強者相手には、リムル以外は

当て馬にされがちなので、

そこももうちょっと

何とかなってほしいですが、

彼らも割とイキりがちなので

イキりをイキりが成敗する

という意味では正しい展開

だったのかもしれないですね。

 

あと今回ゴブタが終始

カッコよかったです。

本気出してないっぽい

とはいえ、某テニス漫画の

青学No.2と、某死神漫画の

元3番隊隊長を足して

二で割ったような橘くん

互角に戦ってましたから。

 

 

今後の展開

踏ん切りをつけるも

計画通りに魔法の無効化を

発動させたミュウラン。

ですが、おそらくテンペスト側

にとってプラスになる何かが

起こると思います。

13巻では、まだユニークスキルを

発動させてない橘と田口がそれを

見せて更にテンペスト側を追い詰め

る展開で始まり、リムルが到着して

情勢が変わるような流れでしょうか。

 

立て続けに魔王やら異世界人やら

圧倒的強者ばかり登場してるせいで

どんどんリムル1強が進行してる

流れに変化が起きる方向に進んで

ほしいなというのが希望です。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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