あらすじ
風間の欠場が決まった(ベンチ入りメンバーには
入ってるから不明ですが)聖蹟に対し、桜高は
成神が今日もベンチスタート。
両者とも大事なピースの抜けたキックオフです。
序盤の展開としては、聖蹟が攻めて、桜高が
跳ね返すの繰り返し。その中で1番存在感を
示したのは桜高・如月。
身長・体格で勝る大柴が全然仕事を
させてもらえず。
それ以外にもほぼ全ての選手が攻撃・守備に
見せ場を作っていく中、いつもの敗退校の
解説陣が解説を入れていく間もほとんどなく
ただの実況しか出来ないほど正にお互い
一歩も譲らないまま、前半10分が経過。
10分しか経っていないのが信じられないほど
多くの攻防が行われたこの試合、完結までの
道のりは長くなりそうです。
感想
1巻で前半10分まで!ここのところの
巻と比べてもあっという間に読み終わるほど、
試合がスタートから白熱しています。
これまでの試合と比べても、両校良い
コンディションで試合に入っていて、つくしは
主人公と思えないほど、チームにハマって
機能しています。
主人公とは思えないっていうのは普通こういう
試合って主人公だけ浮足立ってたり、徹底マークで
スタートに失敗しますけど、1人の選手として
普通に攻撃の一角を担ってるからです。
そしてこの試合、10分の間だけでピッチに
立ってるほぼ22人全員が何かしら見せ場を
作ってるというのも驚きの状況。
両校への思い入れの強さを感じます。
そもそも両方、本作のDAYS、前作の
振り向くな君はと自分の書いた漫画の主役校
ですし、やってることは、昔「ドカベン」
であった「大甲子園」という作品と同じ
ですから作者オールスター状態ですからね。
勝敗を分けるのも辛いんじゃないかとも思います。
自分も再販版で初めて「振り向くな君は」を
読んでいるので、前回の対戦の時よりも
桜高の面々への思い入れは強くなっています。
GK近藤とかよくここまで成長出来たなという
感慨深さもありますし。
そういう意味で序盤で実力ほど目立ってない
水樹と犬童の十傑2人が、確実に試合の
本筋の主役となっていくでしょう。
今後の展開
なかなか展開が読めないです。大抵序盤で
ミスをした選手があとで大活躍が定石ですが、
前述の通り、22人全員が見せ場を
作ってる展開で、ここから頭一つ抜け出す選手が
なかなか見いだせません。もちろん最終的には、
水樹とつくし、犬童と成神が台頭するでしょうが、
とにかく感想で書いたとおり、かなり濃い試合に
なっているので、決着まで5巻かそれ以上
使って描かれていくんじゃないでしょうか。
少なくとも決勝より長く描かれると思います。
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