感想
待ちに待ったゴウヒン初登場です!
始まる前のキャスト紹介で大塚明夫さんと
聞いた時点から、一番楽しみだったキャラ
です。
実際見てみたら、期待通りのかっこよさ!
医者×大塚明夫といえば、ブラックジャック
ですが、今回はそれとはだいぶ違う声で
演じられていました。
威圧感というか貫禄が半端なかったですね。
食って掛かるレゴシを逆に黙らせる
シーンは迫力が凄かったです。今後も
大事なポジションなので再登場がすでに
楽しみです。
それからこのシーンの中身でいうと、
レゴシが主人公なので彼に感情移入して
彼の立場だけで見がちですが、客観的に見たら
ゴウヒンが言うようにかなりヤバイ奴ですし
ちゃんと第三者の目が入るのは良いですね。
この裏市が出てくる辺りから、どんどんこの
ビースト世界が全くメルヘンじゃないって
ことが分かってくるのですが、冒頭にある
事件の被害者側である草食ではなく、ジャック
やジュノを通して、事件を起こした肉食と
同じ種族側の悲しみや怒りを見せるのが
実にリアルです。。こういう場合、現実でも
ある人種の人が事件起こしたら
被害者側の人種の怒りばかりを取り上げ
がちですが、同じ人種の人達も加害者を
支持してるわけじゃないので、そういう風に
多面的に表現しているのがこの作品の
良さだと思います。
そして前の感想で書いたアオバ。
今回の最後にちゃんとあって良かったです。
演劇部でレゴシだけがもがいてて、他の
肉食はみんな肉食らしく生きていると
思わせて、アオバみたいに苦しんでいる
仲間もいるってところがまた素敵なんです。
原作との違い
今回も新たな追加よりも、
カットや改変が中心でした。
ジュノは出会いの場面はそのまま
でしたが、彼女がレゴシへの思いが
募ってそれに周りが気づき始めるシーンは
ありませんでした。
ただここは4巻で再びジュノが出てくる
ところで十分補完できるのでカットは
それほど問題ないはずです。
裏市の指売りじいさん(仮称)の場面は、
原作だと食われた指の断面とか骨が見えて
あまりにグロいので仕方ないですが、
それを隠しつつ、1話から活用してる
匂いの具現化?表現を使っていましたが、
若干分かりづらくなってたかなと思います。
あとはここも入れてほしかったなという
シーンだったのですが、
ゴウヒンの頭の中をまだここでは
出さないことで得体の知れなさを強調する
意味合いがあったのかもしれません。
最後に今回のアニオリ表現で一番良かったのは、
ゴウヒンのところからの帰路。
原作ではトボトボ歩いて帰ってましたが、
アニメでは雨で濡れた道をダッシュしてました。
もやもやしてイライラしてのレゴシの気持ちの
揺れ動きを考えたら走り出す方が感情に真っ直ぐ
で良い変え方だったと思います。
今後の展望
3巻の部分が終わり、いよいよ
本格的に4巻の隕石祭編突入です。
おそらく28話までかなと思います。
冒頭にレゴムのエピソードが入ると
いう予想は当たるでしょうか。
4巻は冒頭にとんでもないシーンが
入ってくるので、それをアニメで
そのままやるのか、大部分カットする
のかわかりませんが、レゴム回との
落差が凄すぎるので、どんな雰囲気に
なるか予想つきません。
あと希望として、ジャックとの抱腹絶倒
ギャグシーンはカットしないで欲しいです。
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