群青戦記の実写映画化が発表されました。
記事にある通り、新田真剣佑さんが主演とのこと。
昔は小説ばかりだったのが、近年歴史モノの
映画が漫画原作が増えてきています。
中国史ですがキングダム、TVドラマからの
スタートですが信長協奏曲などなど。
私は歴史漫画大好き人間なので、この流れは
嬉しいです。洋画・アニメと比べて邦画自体が
映画界で存在感が弱くなってきているご時世、
日本人にしか作れない、日本史を舞台にした
作品はもっと突き詰めていくべきだし、史実
ものは増やしていくべきだと思ってます。
邦画がどんどん出していかないと、近年は
空海、製作が決まってる弥助など、海外発の
日本史作品も出てきているから危ないと思います。
壮大アクションでは分が悪いかもしれませんが、
今週観た「決算!忠臣蔵」みたいな作品は、海外
では100%間違いなく作れないものなので、
今の日本史漫画映画の流れを応援していきたいです。
作品に話を戻すと、群青戦記ってタイトルから
非常に分かりづらいですが、内容的には異世界転移
ものに凄くよく似てます。
特に今期やってる「超人高校生たちは異世界でも
余裕で生き抜くようです」に近いです。
高校の校舎ごと戦国時代に飛んだ、超スポーツ
強豪校の生徒たちが、それぞれの得意分野を
生かして、戦国時代を戦い抜くストーリーなので
大作ものとしてはとても相性いいと思います。
下手くそな作り手だとB級感漂う雰囲気になりそう
でもありますが、表現に関しては本広監督ならある
程度期待していいかなとも思います。
ただ、気になるポイントはどこまでどう描くかです。
群青戦記は一応完結してはいますが、全17巻と長め
です。普通にやったらまず間違いなく2時間におさまり
ません。
でも今のところ、○部作という発表がないため、おそらく
単発です。
オマケに織田信長役が松山ケンイチと発表されています。
この信長、原作だとある理由で序盤はずっと置き物状態に
なってしまっていて、本格的に登場するのは結構終盤です。
序盤で終わるなら松山さんなんて配置するわけがないので、
おそらく最後まで描き切るはずです。
となると、かなりの部分が省略されていきます。
キャスティングの時点でも気になるのが、主人公の親友で
ある「松本考太」が発表の中になかったこと。かなり重要な
キャラだと思うのですが、それがいないとなると下手したら
彼の存在は闇に葬られます。
それを押しのけて家康に主役級の三浦春馬さんが当てられてる
のを見ても、結構なテコ入れがありそうです。
個人的には卓球部の戸田と、科学部の吉元は1番好きな2人
なので、彼らはちゃんと出てきてほしいですね。
全17巻を2時間にまとめる。非常に難しい作業ですが、
映画として良作になればいいと思うので、作品作りを
頑張っていただきたいです。
それから原作って最後は「一部完」って表現を使って
いますが、この映像化をきっかけに二部が始まったり
しないかと少しだけ期待してます。スラムダンクみたいに
永遠に二部が始まらない作品も多々あるので、本当に
少しだけですが・・・。
りかるど
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