[ネタバレあり] 究極の絵心ゼロとはこれのことだ!「蟻の王 4巻」あらすじと感想

 

 ホテル潜入へ

 

今回冒頭で初登場したのが

三界財閥という、六道財閥と肩を

並べる日本の頂点の財閥。

そこにも龍太郎のように跡取り候補の

子供がいて、今回星之介と妹の葉月

2人が冒頭から登場します。

1強じゃなかったんですね。

 

仏教用語的には三界の中に六道があった

ような気がしますが、気のせいでしょう。

 

話は前巻からの続きに戻り、お友達が増えた

霧男くんは、そのまま拘束され何故か四郎達の

アジトと化してたアヤカ家へ。

 

ついでに連れてきた、霧男の護衛のナズナ

加えて作戦開始。

手始めに前巻で四郎が言っていた霧男への

変装をしてみたところ

 

 

だめだこりゃ

 

もはやクォリティーの高いのか低いのか

分からないような仮装です。

 

作戦を変更し、さらって来た霧男に

計画を立てさせ、それを実行するという

よく分からない展開へ。

 

 

 究極の絵心ゼロ

 

ホテルへはそのままの霧男と、ナズナに

変装している枕田の2人以外は、

 

 

無茶苦茶あやしい変装で行ったものの

 

 

霧男の圧倒的パワハラで突破。

潜入に成功します。頼もしい。

 

そしてテロリスト方面は木津根の舞台が

解決しますが、実際のところテロは六道が

差し向け、三界を殺す目的で依頼されていた

ようです。

 

テロが止められたことで、自ら殺害を実行

することにした龍太郎は星之介を誘って

屋上へ。

昔の思い出話に花を咲かせますが、

その過去の話の中で、鬼三郎は

「これが王様だという絵を描け」

子供たちに命じていました。

それぞれ鬼三郎を描いたり、自分と

結婚する相手こそ王だという絵だったり

思い思いに描きますが、龍太郎だけは

 

 

 

 

漢字

 

絵を描けと言ってるのに絵ですら無い。

 

これには思わず鬼三郎も

 

全力ツッコミ。

蟻の王のツッコミは迫力が違います。

 

本人は星之介に「絵のつもりだった」などと

意味不明な供述をしますが、かつて誰も見た

ことのない絵心のなさです。

 

このあと自分の思い描く理想の世界像を

語った後、龍太郎は躊躇なく

星之介を射殺。

ちょうどそこに四郎が到着し、2人は

初めて対面。

 

 

先生攻撃は四郎がかましますが、

龍太郎も全く劣ることのないパワーで

反撃。2人の戦いが本格的に始まる

ところで4巻は終わり。

 

 

 感想

 

龍太郎が予想以上に過激な計画を

立てていることが分かりました。

多分世界中で共感できる人が一桁しか

いなさそうな龍太郎の終末論。

 

めちゃめちゃ善人そうな星之介は可哀相でした。

ただのいい人は利用されたり犠牲になる

この作品らしい末路ではありますが。

 

なんかこの四郎を除いた六道ファミリーって

ファーストガンダムのザビ家っぽいですよね。

兄と姉が野心の塊で、弟は愛されたい男子な

ところとか、兄と姉のタイプとか。

 

そして何だかんだ2人の初対面のシーンは

熱いですね。これまで誰一人正面からぶつかって

四郎とやりあえる人物がいなかったので、

この戦いは楽しみです。

(長吉はやろうと思えば互角以上にやれそう

ですが)

 

あと今回はサブキャラが結構立ってたのが

印象的でした。木津根の履き間違え

おっちょこちょいシーンとか、四郎に惚れる

猪山とか、細かい場面で個性を発揮していたので

彼らの今後の登場も楽しみです。

 

日本の全てを牛耳る財閥の長・六道鬼三郎が死んだその瞬間、鬼三郎の隠し子である田舎ヤンキー・亜久里四郎の生活は一変!ナイフやボーガン、日本刀に拳銃と何でもアリのサバイバルバトルに巻き込まれて…!?最強ヤンキーVS国家権力! 前代未聞どころではないバイオレンスがここにある!!

 

←3巻感想へ 5巻感想へ→

 

蟻の王感想一覧

コメント

ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

りかるどをフォローする