今回なんとかちょっとずつ船員を
元に戻し始めたわけですけど、
戻すまでの流れがチートすぎて
笑えました。
瞬間記憶のソユーズが、割れた
船員の石像のパーツの沈んだ位置を
全部把握していて、大樹がボンベ
なしでそれを拾いまくって、
龍水と千空がお互いに超速理解を
しまくってっていう、この軍団の
人間辞めてる能力の高さが爆発して
ました。こんな軍団のこんな能力を
相手にして、その能力を想定に入れ
て対峙することなんて絶対ムリ
ですよね。
昔マグマを説得するときに、千空が
分業を語ってましたけど、今回は
それが物凄く凝縮されて発揮された
回だったと思います。
一方でゲンは、チート話術を
存分に発揮しました。
相手も決して無知なアホでは
無いのに、論点がすり替わってる
流れは痛快です。
それを内心ビビりまくりなのに、
完璧に演じきるところは完全に
科学王国で唯一無二のスキルですね、
彼は実は王国で一番替えが利かない
人材だと思ってます。
モズとの関係が今後どうなっていくか
気になりますね。
さすがに仲間にはならないでしょうし、
次の長におさまるのかもどうなのって
感じですし。
目的が私利私欲なところ以外、戦前の
司に似ているだけに結末に注目です。
見開きで大きく石化兵器が
初めて描かれました。
メビウスの輪のように裏表ない
形状をしていて、おそらく人の
手が加えられている化学兵器です。
もちろん現代にはない技術なので
当初から根強かった「未来人説」の
可能性が少し上がった気がします。
そして次巻は、司帝国との戦争以来、
久々に分かりやすいバトル構図に
なりそうですが、今回も真っ向勝負
ではなく、知略戦になると思うので
どう展開するのか楽しみです。
ドローンで奪還はそのまんまは絶対
うまくいかないはずですし、
どう機転を利かせて作戦を成功に
導くのか見ものです。
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