[ネタバレあり] デマを拡散した新聞社に対するツトムの報復がエグい「ライブダンジョン! 4巻」感想

火龍戦!

エイミー不在の中でギルド長が

加わり、大ボスの火龍戦でしたが、

ツトムが有能指揮官過ぎましたね。

万全でのぞんだつもりが、いきなり

ギルド長がヘコタレて、大きすぎる

誤算なのに、すぐに修正して対応。

 

彼女が復活した後も、常に敵味方の

状況を把握しながらこなしました。

職業に限らず、異世界ものでトップ

クラスの指揮力だと思います。

というか改めて回復役がリーダーって

アタッカーがリーダーの定番よりも

かっこ良く感じました。最後尾で

戦況を見ながら指示出して仲間の

サポートと回復を担うって珍しい

パターンですよね。

 

それだけの指揮を持ってしても、

討伐に8時間かかるっていうこの

作品の、絶対楽させないっていう

こだわり?も良いです。

 

あと戦闘描写がどんどん良くなって

いってると思います。ガルムが踏み

潰されて回復したあとの気迫の

こもったシーンとか、ギルド長が

龍化に成功するバトルシーンとか。

時間という目に見えて苦労してる

のが伝わる数字を出してるおかげで

更にバトルの過酷さが増し、大いに

盛り上がって面白かったです。

 

 

新聞社戦!

そしてもう1つのメインは新聞社

とのバトル!

散々デマ垂れ流してツトムの評判を

落としたソリッド社に対しての、

面談という名のバトルも白熱でした。

ここでも試合巧者のツトムは流石

でしたが、彼の血も涙もない容赦の

なさは怖いですね。ですが悪には

徹底して力を抜かない姿勢は痛快

でもありました。

あくまでその後の展開を予想して

自らは止めをささなかった徹底

ぶりは、温情が上回りがちな

異世界主人公の中では異質で好き

です。

張本人の彼女は結局何をされて

しまったのか。あえて描かない

末路に驚きました。

 

個人的にはこの作品はバトルが

好きなので、こういう姑息な

足の引っ張り展開は今後無いと

願います。

ツトムのおかげで少しずつ、この

世界の戦い方も変わり始めたので、

元の世界に帰るという最終目的前の

全体を変えていくという目標も、

進み始めたのが良かったです。

 

そして仲間に対してすら打算的に

感じるツトムですが、薬屋の

おばあちゃんとのやり取りは、

純粋に心から感謝しているよう

なのであそこだけは安心して見て

いられます。

 

次回はまずはエイミー復帰で

オリジナルの3人での火龍攻略が

スタートになるでしょうか。

今後も3人なのか、ギルド長が

そのままパーティーに入ったままに

なるのか。結構曖昧な終わり方を

したので、新展開が気になる所です。

 

“神からの誘い”により、MMORPG『ライブダンジョン!』に似た世界にやって来たゲーマー・努。レアアイテムの売却で得た大金と、ヒーラーとして培った高度な知識と経験で、巨大ダンジョン制覇に挑む――!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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