[おすすめ漫画] 異文化コミュニケーションの最難関 ヘテロゲニア3つのおすすめポイント「瀬野反人 / ヘテロゲニア リンギスティコ~異種族言語学入門~」作品紹介と感想

作品・作者に関して

タイトル:ヘテロゲニア リンギスティコ~異種族言語学入門~

掲載雑誌:ヤングエースUP

作者:瀬野反人

代表作→いぬにほん印刷製造部 (2013-2015)

          →おばあちゃんとゲーム (2015-2018)

あらすじ

怪我をした教授に代わり、魔界でモンスターとの言語的&非言語的コミュニケーションの調査を任されたハカバ君。ガイドのススキと共に魔界を旅をする、新人研究者の苦悩と日常を描いたモンスター研究コメディ!

瀬野先生は、2011年にデビューし、

それまではWEB上に漫画の執筆

活動をされていました。

 

本作は雑誌連載8作目で、

ファンタジー世界を舞台にした

モンスターコメディです。

 

おすすめポイント

・面白い世界観
・それぞれ全く違う言語
・可愛く優しいモンスター達

面白い世界観

本作は獣人やモンスターが登場する

ファンタジー世界でありながら、

RPGや冒険ものと違い、人間と魔物

が必ずしも敵対することはせず暮ら

しており、コミュニケーションを

試みることが可能なくらいです。

 

それに挑戦するのが、本作の主人公の

ハカバです。

 

彼の魔界での旅と魔物とのやり取り

この作品のメインです。

 

 

それぞれ全く違う言語

ひとえに"言語"とは言っても、

魔物によって千差万別です。

音を学べば、外国語のように

日常会話が出来るものから、

 

特殊な器具が必要なもの、

 

文字という概念はあるものの

人間と形が全く違うもの

 

と、回を重ねるごとに珍妙な

言語が出てくるのが作品特徴です。

 

可愛く優しいモンスター達

前述したようにモンスター達は

敵対することなく、なかなか言語を

覚えられないハカバに対し辛抱強く

コミュニケーションに付き合って

くれます。

その姿に愛着がわいてきます。

 

 

1巻感想・まとめ

まず発想が凄いと思います。

異世界とかのファンタジーものって

自動的に言語が翻訳されるのが

デフォだったり、魔物は会話なぞ

出来ないが当たり前だったりする

ところを、魔法とかスキルに頼ら

ずに、真正面から言語研究をする

って着眼点の時点で勝利だと思い

ます。

それに加えて、単純に鳴き声で

コミュニケーションを取ってる

とはせずに、動きや音、色で

取ってるなど、ありとあらゆる

方法を作品に取り入れてるのは

先生の発想力の高さだと思います。

 

更に、主人公側が彼らに人間の

言語を教えるということもせず、

あくまで生態系に何も手を加え

ないという何気ない徹底した

設定の姿勢も良いです。

 

小難しく書きましたけど、

内容はそこまで難しくなく、

単純に、平和に暮らしてる

魔物たちや、現地ガイドをして

くれるススキが可愛かったり

するので、考えすぎずに読む

のが1番面白いです。

個人的にはミノタウロスさんが

1番好きです。

 

怪我をした教授に代わり、魔界でモンスターとの言語的&非言語的コミュニケーションの調査を任されたハカバ君。ガイドのススキと共に魔界を旅をする、新人研究者の苦悩と日常を描いたモンスター研究コメディ!

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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