[ネタバレあり] 一昨日の友が昨日の敵で今日は友「進撃の巨人 31巻」感想

目まぐるしい勢力図の変化

30巻で色々な時間軸にぶっ飛び

まくったので、まだ何が何だか状態

ではありますが、今回は調査兵団の

御一行が初めてマーレに足を踏み入れた

回想からのスタートでした。

まだ元気存命だった頃のサシャとかは

相変わらずでちょっと切ないです。

 

そしてマーレやその他外の人類に対し

この時点でもうエレンは見限ってたん

ですね。エルディア人たち全員にエレンの

出した結論が伝えられ、行軍を開始。

世界VS巨人のバトルロイヤルをスタート

させる気です。どちらかしか生き残れない

という結論。

 

一方で新たに解き放たれた巨人達を共通の

敵とすることでまた各陣営がまとまり始め

ました。サシャを殺したガビが、その家族を

助け、カヤが彼女にサシャの姿を重ねると

いう、最初には考えられなかった構図も

ありました。

 

 

104

エレン派を信奉するものが増える一方で

かつての104期生が集まり始めました。

まさかここまで来てライナーやアニと再び

共闘するような展開になるとは思いません

でした。

 

かつてはもっとモブ寄りだと思ってた

ヒッチも今回凄く良い役回りをしていました。

何気に功労者だし彼女の表立った活躍や賞賛

される場面もあってほしいですね。

何やかんや今回もアニに置いてかれるし

毎回不憫な終わり方をしているので。

 

今回さらっとアニが過去について語って

ますが、コミックの特典DVDにあった

部分ですね。アニメでここまできたら、

この部分は端折られるのでしょうか?

 

104期生だけでなく、ハンジとリヴァイも

生存が確認されて合流。ピーク達の参加は

今回限りかもしれませんが、かなりの大所帯

になってきました。

 

ピークとマガト、ライナーとアニ、ガビに

ファルコ辺りの、マーレ側の人達がどう行動

するのか今後の展開が見ものです。

 

 

まとめ

前回はジークとエレンによって、この

物語の大事な部分の回収や更なる課題の

提示が中心でしたが、今回はそれぞれの

勢力の行動がメインでした。

 

エレンはほぼほぼ単独行動

フロック達は相変わらず調子乗ったまま

アルミン達は一昨日の友は昨日の敵で

今日は友状態で、目まぐるしく変わって

いきました。

 

それでも敵対してしまったライナーや

アニが再び力を合わせて戦う構図は熱く

なりますね。エレンを止める流れになっ

ていくかとは思いますが、どういう方法で

それに挑むのか凄く気になります。

 

そして作品としての"落とし所"も気になり

ますね。普通に考えてエレン1人(と巨人大群)で

世界を滅亡させるのは無理ですし、そんな

終わり方はしないでしょう。

 

そうなると、最終的には核の保有のように、

全世界の主要国に、何らかの形で9つの巨人を

分配させ、それで戦力均衡を保つ流れになるの

でしょうか。

かなりこの世界の謎は解かれては来ましたが、

終わり方はまだ予想が難しいです。

 

キースが自分と同じ意志を持つものたちに

託すシーンがありますが、エレン派が国を

まとめても、また火種が中にあるという

終わらない連鎖が表現されてますし、終わる

方法はかなり難しく思います。

 

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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