[ネタバレあり] 因縁の横羽間戦!ハイレベルな立ち上がりに狩野は・・「バトルスタディーズ 23巻」 感想

 

まさかの・・

順調に進むDLの中でただ1人絶不調で

ノーヒットが続きましたが、前巻の

最期に心機一転することが出来ました。

 

のに、ベンチ。

 

明らかに狩野の大逆襲が始まりそうな

流れだったのに、普通にスタメンから

外されるという非常事態。

 

まぁでも普通そうなりますよね。

主将とはいえ、正捕手でもないし、まったく

打ってないし一塁手だし。

ただ、前巻であれだけ汚名返上のフラグが

立っていただけに肩透かしを食らいました。

 

本人も全くの青天の霹靂だったようで、

発表以降ずっと泣いてます。気持ちは分かり

ますが、仲間に指示や鼓舞もしないで

どんな主将やねん

 

主将握手でも、外されたことを相手に泣き

ついてるのが面白いです。

 

一方、もうひとりの主役属性だった檜は、

この大一番で先発という大役。

よく分かりませんが、気合を入れるような

意味でモヒカンに。

現実だったら、ご年配の甲子園関係者

ネチネチ言いそうですね。

 

そして試合開始前、藤巻は驚きの戦術を

ぶち上げます。

3人ローテで球数50球制限。

打者は1打席2スイングまで。

と、勝ち上がった時のための体力温存

ではなく

縛りプレイをすることで、自分たちを

自ら追い込んで力を発揮させるという

作戦です。

甲子園という大舞台でやるような作戦には

見えづらいですが、データ上でほぼ全ての

数値で横羽間に負けているDLの策としては

面白いかもしれません。

 

 

試合開始

主人公ベンチでスタートした試合は、

1回からかなりハイレベルな読み合いです。

投球、打撃はもちろん、走塁に送球まで

全部が探り合いです。

高校生のトップクラスはこんな凄い戦いを

しているのか!?と驚くばかりですが、

両校とも譲らず初回は0点の滑り出しです。

 

その中でも面白いのが、横羽間のエースの

梶原。訳のわからないことを言っていたり

抜けていたり完全な変わり者ですが、自分の

リズムに引き込むルーティーンや剛速球でも

超変化球でも無いのに狂わされる投球術で、

DL打線を封じ込めます。

 

こういう一見武器が無さそうに見えて、全然

打てない投手って個人的に凄く好きです。

 

こういう選手ほど、柔軟性や対応力があって、

更にメンタルも強かったりするので、結局

武器持ちの選手に勝っちゃいます。

今まで登場したライバル校の投手でいちばん

好きタイプかもしれません。

 

檜も球数制限のおかげもあっていつも

以上の集中力でのぞめているため、両校とも

なかなか点が入らない序盤戦の裏で、狩野も

どうやら何かを企んでいるようで、彼も

試合に絡み始めそうです。

 

 

今後の展開

次巻かその次に狩野の出番がめぐって

きそうです。狩野が何を企んでるのかは

全く分かりませんが、流石にこの試合での

出番で何も出来ないということには

ならないでしょう。下手したらこの試合が

最後で、決勝はウソみたいにボロ負けの

ダイジェストパターンもありえますから。

 

阿比留天津の投球も楽しみですね。

特に天津はまだまだ大エースとしての

見せ場がまだ見せられていないと

思っているので期待大です。

 

全国制覇を目指し、夏の甲子園を勝ち進むDL学園。優勝候補の筆頭・横羽間は、ライバルに熱い視線を注ぐ。そしてついに準決勝で対決が実現。4年前、先輩たちが演じた延長17回の死闘を超えろ。伝説は自分たちの手で創れ。ともに「親殺し」をテーマに、ハイレベルな戦いが始まる。エースの梶原”ミルクティー”地球(アース)をはじめ、多士済々の横羽間は手ごわいぞ!

 

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りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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