[雑記] 東京五輪の長距離競技が心配でならない理由

鈴木 雄介選手が世界陸上で金メダルを

獲得しました。50キロ競歩。これまでも

優勝候補に数えられながらも獲得出来て

いなかった悲願の達成です。

1都市大会ではなく、世陸で獲ってるんだから

もっと讃えられていい快挙なので、もっと

報道されてほしいです。

 

ちょっと脱線しますが、新体操の世界選手権も、

団体準優勝し、種目別では優勝もしてるのに、

あんまり取り上げられない。これに限らず、非常に

多くの競技でこういう傾向が見られます。

過去にはスキージャンプの高梨沙羅選手が

ワールドカップで無双していた時期に、全然

メディアで取り上げられず、五輪がきて

からようやく動き出したということも

ありました。過度に注目されないほうが

無駄な気を使わなくていいという面も大きい

とも思いますが、とにかく日本は五輪信仰が凄い。

 

この国の五輪崇拝傾向はちょっと変わっていって

ほしいなと思っています。来年が五輪で余計

拍車はかかりそうですけど・・。

 

話を世陸に戻すと、鈴木選手の快挙があった

裏で、わざわざ夜中にスタートにしたにも

関わらず、参加者のうち4割がリタイアと

いう衝撃の結果になりました。

市民マラソンじゃないです。世界の猛者が

集う「世界陸上」で4割です。

場所はカタール。当然日中は日本の比じゃない

暑さの国です。ですが書いたように夜中スタート。

気温は32度、湿度80%という状態。

 

この条件を見ると、早朝スタートする予定の

日本のマラソンなどの長距離走もそんなに

変わらない条件になる可能性は決して低く

ないです。

そうなったら東京五輪もリタイア続出、体調を

大きく崩す選手が多数出てしまいます。

 

カタールの今回の件で運営は大きな批判に

さらされています。しかもそれは一般から

ではなく、実際に走った選手やコーチ達から

です。

 

これはもう、全員同じ条件だからとかそういう

話ではない、非常に危惧される前例です。

 

現時点で出てる対応策はどれも、効果的であるとは

思いません。

 

今月はMGCも盛り上がり、世陸での鈴木選手の金メダル

もあり、来年の東京五輪に注目も期待も集まる長距離

だけに、一生に一度の母国開催でのオリンピックで

悔いの残らない結果を残せる環境は整えてほしいです。

 

これからも、五輪に関しては内定選手や細かい部分が

どんどん決まっていくと思います。その過程で課題の

解決策や新たな課題も出てくるでしょう。

 

そういったものが正しく進んでいくか、いちスポーツ

好きとして見守っていこうと思います。

 

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ブログ主
りかるど

ブラジルのサンパウロ生まれ。5歳で日本へ。
小中高大卒業後、書籍業界へ就職。現在はフリーでブログ運営などネット中心に活動中。趣味は漫画、スポーツ観戦、音楽ライブ、お笑い等。

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