原作未読の完全初見での
感想です。
キャラクター
まずキャラクターに関して。
主人公はタイトルになってる通り
慎重な勇者、竜宮院聖哉。
異世界転移モノとしては非常に
珍しい、イケメン高身長そして
細マッチョな高スペック主人公です。
大抵の異世界ものは、地味で無個性
流され型の主人公ですが、彼は真逆。
ですが完璧すぎてもギャグとしては
面白くならないので、彼は石橋を
叩いて叩いて叩き割って渡らない
ほどの慎重もので、そこがツッコミ
どころとなります。
それからギャグテイストの強い作品
だと主人公がツッコミに周りがちですが
この作品は、女神がその役割を担っています。
女神兼ツッコミ兼顔芸兼声芸のリスタルテが、
この作品の核になりそうです。
ボケ役、ネタキャラ枠のナビゲーターキャラは、
この素晴らしい世界に祝福を！のアクアや、
とんでもスキルで異世界放浪メシのニンリルの
ようにちょくちょく出てきますが、リスタルテは
１話の時点で最強ですね。
イケメンに弱い、すぐに天狗になる、見た目の
スペック高いのに女として見られない、ビビり、
構ってちゃんと、駄女神なスキルが1話だけで
こんなに発現しちゃってます。
1話では他に村人や女神の先輩とか出てきますが
メインはこの2人でした。
ストーリー
ストーリー自体は、異世界ものと
して王道の異世界転移からの
魔王討伐が最終目的の話です。
しかし慎重すぎるのは勇者だけで
なく魔王もそうのようで、
いきなり1話から四天王が出てくる
あたり、ヒーローの変身中に攻撃する
みたいなセオリー破りが当たり前に
出てきそうな雰囲気なので、主旨からは
どんどんズレていく警報は出ています。
何より勇者が勇者なので、サクサクと
魔王を倒す物語が進んでいく可能性は、
ほぼ無いと思っていいでしょう。
感想・まとめ
見る予定の無かった作品ですが、
これは当たりかもしれません。
何でそう思えたかと言えば、設定も
そうですが、何よりリスタルテが凄い。
男女のメインがいて、女性キャラだけ
ここまで壊れる作品も珍しいと思います。
顔芸も凄いけど、何より声芸も凄い。
勇者に消滅させられるスライムの断末魔を
リピートしたり、部屋から出てこない勇者に
退屈して腐ったり、最後も怨念のこもった
声で勇者を追いかけたり、キャストである
豊崎愛生さんの獅子奮迅の活躍が
評価出来る大きなポイントです。
1話でこれだけ大暴れされたら2話以降も
期待せざるを得ません。
それから、OPには1話全体を見た感覚で
いうとキャラクターは結構多そうです。
リスタルテ1人でかなりのインパクトが
あるので、どう絡んでくるのか想像つき
ませんが、楽しみです。
豊崎愛生おそるべし。
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